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稲坂 晃義
2024年5月30日 09:58
大学の教員になって15年、研究室を構えて10年になろうとしている。その間に自分がいた研究室で関わった学生たちを改めてざっくりカウントしてみると150人くらいいる。研究室の枠を超えて関わってきた学生も含めれば余裕で300は超える。この人数は、僕が大学教員を続ける限り増えていくことを考えると、恐ろしさすら感じる。今の職場に移ってきてから、卒業生や授業単位で関わってきた教え子を、特別講師として呼んで
2024年5月23日 09:45
近頃、様々なことへの判断や決断を迫られることがあり、時として難しい局面に直面し考え込んでしまうことがある。立場的に、自分の判断には責任が伴うし、場合によっては周りにその影響が波及するようなこともあり、どこか慎重になっている。だが、基本的に思い悩んで考え込んでいる時間をあまり好まず、判断・決断は早ければ早いほうがいいと思っているので、比較的その悩む時間は短い方だと思う。学部時代の恩師に言われた言
2024年5月15日 21:34
今やらなきゃならないことをリストアップしてみたら、本の原稿、論文、研究計画など、ほとんどが文章を書く仕事ばかり。それぞれテーマが違う上に、大半が日本語だが、英語で書かなきゃならないものもあったり、脳みそが沸騰してしまいそう。しかも、どれも締め切りが今月末周辺であったり、すでに第一締め切りが過ぎているものもあり、行き詰まってきた。(第一締め切りとは、僕が都合よく先の締め切りを解釈しているだけで、、、
2024年5月10日 10:37
日々の不安や心配ごとは、だいたい夜寝て朝になる頃には解消されていることが多い。だが、ここ最近、何かと気持ちが落ち着かないからなのか、真夜中と早朝に一度目が覚めてしまい、やや睡眠不足で昼間に眠い。先日、4月に入学した1年生向けに、自分の自己紹介を兼ねた、デザインの概論的な講義を行った。学科の全教員が半期のあいだ1回ずつ輪番で担当し、今週僕の回だった。自己紹介とはいえ、デザインの概論なので、今のデ
2024年5月6日 11:35
最近、必要にかられて語学の勉強をし始めた。息子がスマホを持ち始めた冬頃からDuolingoという語学学習のアプリで、毎日短いエクササイズを繰り返していて、僕もやり始めてみた。しばらく続いたけれど、年度末の忙しさを理由(言い訳)にサボっていたら、スマホの画面に現れるアプリのアイコンがみるみるシワクチャナ顔のキャラクターになってしまった。そんなアプリが画面に並んでいるのも気分が悪いので、そこから2週間
2024年5月4日 10:05
ここ最近,自分のキャリアのことを考えることが多くなってきた.現職においては今年で10年目,大学教員になって15年目といういわば節目の年のあるからだろうか.人生をトータルに考えれば,恐らく折り返し地点はすでに過ぎていて,時折振り返って見ることがあるが,その時々の失敗や苦労はあるものの,けして悪い人生ではなくむしろ良い方なのではないかと思っている.僕の好きな物語の一つにミヒャエル・エンデの「モモ」
2024年4月30日 08:51
この1ヶ月怒濤の毎日で気付けば4月も終わり。あっという間と言ってしまえばそうなのだか、たくさんの変化があったとも言える。3月末に卒業生・修了生を送り出し、4月に入れば新入生を迎え入れる。在校生はそれぞれ学年があがり、フレッシュな空気感が全体的に漂う。今年は桜の開花が遅かったせいか、4月初旬はなんだかいつもより華やかだった気がする。そして、新年度初めの怒濤の4週間を自転車操業であったものの、周りに助
2024年4月24日 08:32
noteには考えを発信する場としての可能性があります。しかし、書くことに躊躇してしまい、なかなか進められず、何度かチャレンジするものの、意気込み過ぎて長続きどころか年に1投稿みたいなペースになってました。そんな時に、研究室の卒研生が日記を通じて「何か」を必死に探ろうとしている姿に感化されて、自分も挑戦してみようと思いました。指導教員として適切なアドバイスをするためにも、自らも体験を積む必要がありま
2024年4月26日 07:33
目の前に現れた大概のことには興味を持つことができるし、何かしらの面白さを見出すことができる。先日のとある授業で出題した課題について、学生に1週間考えてきたことを説明してもらった。ある学生の説明の中で、提案のイメージとして「○○という楽曲」と、僕がこれまで聴いたことがない音楽を紹介してくれた。早速音楽のサブスクサービス(こういうときにメチャクチャ便利!)を使って曲を検索し試聴してみた。昨今、様々