バラの輝き(22)#今日の短歌
2024年の最初の短歌の会(バラの輝き)は、
「縄文コードをひもとく」・埼玉の縄文土器とその世界、展に行きました。
私は昨年末に行きましたが、この特別展は、今年の1月14日までという事で、まだ行っていなかった会員の皆様と一緒の、年始めの「バラの輝き」の会になりました。
今回は、縄文展も良かったのですが、常設展もとてもよかったです。
詳しく説明してくれた説明員さん(元高校の先生)の話が面白くて、弥生から古墳時代へ、また奈良時代にいく過程などを、時間オーバーで、詳しく説明してくれ、もっと歴史を学んでみたいと強く思いました。
例えば、日本の教科書には載っていない、535年のインドネシアのクラカタウ火山の大噴火。この大噴火は、世界各地に影響を与えて、太陽がない世界が始まり、世界の半数が死亡という説もあり、日本も1年間は寒冷化によって、食料が全く採れなくなる被害があり、大飢饉になったと言うのです。
そして、それが、日本に仏教が入ってくるきっかけにもなったのだと言うのです。何らかの大きな特別な出来事が起こる時、歴史は大きく変わるのだという話しは、とても興味深いものでした。
また、話を聞きに行けたらいいなあと思いました。
博物館の後は、近くのパン食べ放題のレストランに移りました。
久しぶりの会員の顔合わせだったので、話は盛り上がり、延々と話し続けて、「だんだん日が長くなってきたわねえ」と西の空に真赤な夕日を望める時間まで充実した集まりになりました。
ここからは短歌です。縄文展の短歌だけではありませんが・・・。
① いつ見ても本当に可愛い孫の顔生きる喜び神の喜び
② 子供らが道を違えて離れてもかけがえのない家族の絆
③ 枯れすすき昭和の時代ああいいな苦難の道も愛あればこそ
天祐
① 埼玉の博物館にあふれる土器よ誇れる歴史縄文コード
② 縄文と古墳の跡をたどってみた御先祖様が蘇ってきた
③ 溢れるは自然の恵みここかしこ脅威を乗り越え生きた人々
マリン
① 古代展縄文弥生人里の歴史に残る古代人の知恵
② 日本人常に考え等しく幸せ老若男女日々新たなり
ノア
① 縄文の故郷の地は埼玉の知ればロマン胸は熱く
② 縄文の晩期の土器は優れたる形文様息飲むほどに
③ 縄文の土器の形や文様に作りし人の心伝わる
④ 縄文の時代に生きた魂は虜にしたか我が心をば
原由希子
① 禍をそっと包んで天へ行け神の使いの昇り龍たれ
② 人とひと手を結ぶぬくもりが力とならん小さき身なれど
③ 大学の共通テストの日を迎え出かける孫にそそぐ冬の陽
澪
① 縄文の土器を作った人々の美的センスの大らかさ好き
② 氷河期を乗る越えてきた縄文の人の強さと知恵の深さよ
③ 紛争を起こしてばかりの現代は縄文文化に教えられ
④ 未使用の漫画のプロの年賀状切手に換えよか飾ろうか
章予
① 光芒と冬の枯れ草かき分けて光を浴びるエーデルワイス
冨美子(在米)
※ 日常を忘れた楽しい時間でした。
2月は寒いから、カラオケにしましょうか?