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10. ラルフチャート
アドカレ10日目は「ラルフチャート」。
ラルフチャート(Ralph's chart)についてもFV表と同様に、前にManiaXというテストの同人誌に『詳説ラルフチャート』というタイトルで書いている。
ラルフチャートがどのようなものかは、上記『詳説ラルフチャート』に乗っているフォーマットと、例を見るのが早い。
ラルフチャートは、目的機能1つに対して1枚描く。こういうと、「えー。それは大変だ!
11. 有則のテスト
アドカレ11日目は「有則のテスト」。
ラルフチャートを描くことで、テスト対象の仕組みを理解する。その上でラルフチャートの特徴によって3つのタイプのテスト技法を適用する。
3つのタイプのテスト技法とは上から4行目までだ。なお、1行目の「少ない」は、HAYST法のテスト対象外(開発者本人による単機能テストでHAYST法の前に実施する)である。
ソフトウェアテスト技法には様々なものがある。
上記
12. 無則のテスト
アドカレ12日目は「無則のテスト」。
無則のテストは、表の3行目にあたる。
ラルフチャートの入力のところにある複数の因子の間に論理的関係(有則)が無いことを無則と呼ぶ。無則のテストの出力は正常系に限定する。
無則の因子の具体例を示す。
上記の画面のテストをしようとしたときに、それぞれの単機能のテスト(例えば“スマート句読点”スイッチのテスト)を実施する。次に複数の設定項目の組み合わせテスト
13. 状態遷移テスト
アドカレ13日目は「状態遷移テスト」。
状態遷移テストは、表の4行目にあたる。
上記表の最終行が、ラルフチャートを書いた結果、状態遷移テストを実施すると判断する材料である。
入力のところは「-」である。これは入力の有無は考慮しないということで、入力はあってもなくても良い。(通常、広い意味での入力により、状態は遷移する。)
次の状態変数がRead/Writeになっている点がポイントだ。状態を