山下 裕二(空き家管理士協会創設者)
空き家管理や空き家活用をビジネスに考えている人向けに知っておいて損はない有料note13本分の情報をまとめています。 1本300円のnoteが13本で1,500円とかなりお得です。
はじめに はじめまして、空き家管理士 山下です。 空き家管理舎パートナーズの代表や空き家管理士協会の代表をしています。 いまこのnoteを見ている人は、空き家管理などの空き家ビジネスや、空き家活用を考えて、まさに行動を始めようとしている人ではないかと思います。 テレビでも取り上げられることが多くなった空き家問題。 実は空き家が増えることが問題ではなくて、きちんと管理されていない空き家が増えることが問題なんです。 きちんと管理された空き家は、週末の別荘にもなるし、ゲスト
国立社会保障・人口問題研究所が12日に発表した「都道府県別世帯数の将来推計」によると、26年後の2050年には、全世帯に占める65歳以上の単身世帯数は地方を中心に高くなり、32道府県で全世帯の20%を上回り急速に増加すると予測されています。 数でいうと1084万人まで増加する見通し。これは前回推計を150万人上回っており、予想を超えるペースで独居高齢者が急増しています。 これらの高齢者単身世帯数はいわゆる「空き家予備軍」といわれる数といえます。 特に65歳以上の高齢者のみが
先日、早稲田大学法学部行政法岡田ゼミの皆様に招聘いただき空き家をとりまく環境や空き家管理についてお話させていただきました。 そのきっかけがこのnoteということを聞き、毎週書いてきてよかったなあと思うとともに、これからもいい発信ができるように日々精進していこうと思いました。 招聘授業のほうはいろんな質問もあり、あっという間の70分、自分の子供たちとほぼ同い年の学生さんと「空き家」のお話をするなんて最高の時間でした。 ※写真は学生の皆さん了解をいただいてます。 その中の質
昨今、都市部でもアーバンベアの目撃情報が増えています。 その原因の一つとして挙げられるのが「空き家」の存在です。 アーバンベア(都市部に出没する野生のクマ)が空き家に入り込み、地域住民や周辺環境に影響を及ぼすことが課題となっています。 このnoteでは、空き家とアーバンベアの関係について、所有者ができる対策や予防策について解説します。 1. アーバンベアとは? アーバンベアは、人間の生活圏に出没する野生のクマのことを指します。 今年もそうだったように、猛暑の影響で木の実な
本日、衆議院選挙が投開票され、国民の選択がどのように示されるのか注目されています。 僕もさっき奥さんと散歩がてら投票に行ってきました。 今回も、各政党の公約にはさまざまな政策が掲げられていますが、個人的に特に関心を持つのは「経済政策」と「子ども・子育て政策」です。 また最低賃金1,500円という数字が一人歩きしていますが、社会保険料などへの影響を考えると一筋縄ではいかない課題が潜んでいるように感じます。 そしてその背後には、「2025年問題」という喫緊の課題が横たわってい
毎年、注目を集める「都道府県魅力度ランキング」。そのランキングと同時に発表されるのが「市区町村魅力度ランキング」です。 このランキング、地域の魅力や住みやすさを評価する指標として、多くの話題を集めています。 一方で、日本の大きな問題として「空き家率」は深刻化しており、全国で増加の一途をたどっています。 今回は、これら2つのキーワードがどのように関連しているのか調べてみました。 1. 市区町村魅力度ランキングとは?市区町村魅力度ランキングは、地方自治体の観光、居住、産業などの
今年もあと3か月を切ってきました。ふるさと納税の仕上げをいろいろ考えている方も多いんじゃないかと思います。 空き家問題が話題になることが増えてきたなか、【ふるさと納税の返礼品】として「空き家管理」を提供する自治体が増えてきました。 これは、特に地方に空き家状態の実家を所有する方にとって、非常に実用的な選択肢といえます。 では、このサービスはどのような背景で提供され、どのようなメリットがあるのでしょうか。 ふるさと納税とは? ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄附を行い
今回の調査結果で特に気になるのが、四国をはじめ西日本の空き家問題が特に顕著になったことです。 下の都道府県別のグラフを見てもらえばわかりますが、明らかに右半分の数字が高くなっています。 総務省は、2023年(令和5年)10月1日現在で「住宅・土地統計調査」を実施しました。 この調査、1948年(昭和23年)以来5年ごとに実施しており、今回で16回目になります。 今回公表する「住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」は、総住宅数、空き家 数のほか、住宅及び世帯に係る
先日の自民党総裁選、石破茂氏が自民党総裁に就任したということで、地方にとっては追い風ともいわれています。 そこで、地方創生と空き家対策の今後について考えてみたいと思います。 石破総裁は初代の地方創生担当大臣をつとめるなど、長年にわたり地方創生や人口減少対策に力を入れてきた政治家として知られています。 そして今後、10月中にもあるとされる解散総選挙をへて首相に就任した場合、以下のような政策が推進される可能性があると考えられます。 空き家対策のさらなる強化 空き家の利活用を
今朝の新聞で結構おどろきの記事を見つけました。 なんと、65歳以上で配偶者と子など3親等以内の親族がいない「身寄りのない高齢者」が2050年に448万人となる見込みということ。 この数字は高齢者全体(3900万人)の11・5%にものぼります。というかこの高齢者の数にも驚きです。 なかでも、子どもがいない高齢者は24年の459万人から、50年には1032万人に倍増。 うち配偶者もいない人は、371万人から834万人に増えるとの予想。 この辺りの数字はまさに「空き家予備軍」とい
最近、高校生や大学生、中には中学生からの空き家問題や空き家対策に関する取材や質問などを頂くことが増えてきました。 地域の未来のこと、日本の未来のことを考えると本当にうれしいことです。 先日も空き家管理士協会の公式LINEに質問をいただきました。 今回のnoteはその内容に関連した内容を書きたいと思います。 皆さんは、自分の住む地域に増えつつある空き家について考えたことがありますか?また、最近注目を集めているSTEAM教育という言葉を耳にしたことはありますか? 今回は、この2
皆さん、お持ちの空き家、どうされていますか? 維持費がかかるばかりで頭を悩ませていませんか? 実は、その空き家には素晴らしい可能性が秘められているんです。 今日は、空き家をコミュニティスペースに変身させる方法をご紹介します。 コミュニティスペースは、カフェ・イベントスペース・コワーキングスペースやシェアオフィス・高齢者向けの交流場・図書館などがあります。 どれも地域に笑顔と活気をもたらす、そんな素敵な活用術をぜひご覧ください! 1空き家活用の魅力 1.1 地域コミュ
先週は台風10号に日本中がいろんな被害を受けました。 こんなに長い間、しかも台風からかなり離れたところにまで被害を及ぼした台風はこれまで記憶がありません。 台風シーズンが到来すると、空き家の管理を請け負っている業者さんや、実家が空き家になっている人たちにとって、その後の迅速な対応が求められます。 空き家は普段から人の目が行き届かないため、台風後のチェックを怠ると大きなトラブルを招く可能性があります。 このnoteでは、台風後の臨時巡回がなぜ重要なのか、どのように実施すべきかに
今年も台風シーズンがやってきました。 実家を離れて暮らしている皆さん、台風シーズンが近づくにつれて気がかりになるのが実家の状況ではないでしょうか。 特に空き家となっている実家は、台風による被害を受けやすく、適切な管理が欠かせません。 この記事では、離れて暮らす人々向けに、台風時期の空き家管理について知っておきたい情報をお伝えします。 1.台風による空き家被害の実態 1.1 最も多い被害とは 台風による空き家の被害で最も多いのは、屋根や外壁の破損です。 強風により瓦が飛ばさ
今週末で夏休みが終わり、日常生活に戻る方も多いことでしょう。 お盆休みには実家に帰省し、お墓参りや家の手入れに奔走した人も少なくないはずです。 今回は、実家の管理にまつわる最近のトレンドと注意点をご紹介します。 草刈り・枝落としの外注化が増加中 実家の草刈りや枝落としに追われ、疲れ果てた経験はありませんか? 最近では、こういった作業を外注化する動きが広がっています。 当社ではふるさと納税の返礼品として空き家管理のお試しコースや、草刈り・枝落としサービスを提供しています。
夏の暑さが続く中、今年は3連休からのお盆休みで実家に帰省している方も多いのではないでしょうか。 インバウンドの影響もあり観光地は混雑しているため、実家でゆっくり過ごすことを選んだ方も少なくないでしょう。 家族と再会し、懐かしい思い出話に花を咲かせるのもいいですが、今年は少し真面目な話題を持ち出してみてはいかがでしょうか。 そう、実家の相続についてです。 最近、相続に関する法律やルールが大きく変わっています。特に注目すべきは、今年4月からスタートした「相続登記の義務化」です。