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「みつめるのは」(詩)

子どもを見ていると
この世の中の ありありと素晴らしいものは
ここへ たどりつくのだとおもう
そしてこれからのあらゆる素晴らしいことを
子どもたちへ とおもう
わたしには もう何一つ 残らなくても
そんなふうに おもい 置きそうになって
ふと
思いとどまる
そうではない
わたしが 子どもたちに負けないくらい
素晴らしいものをうけとって
いつまでも ああ いつまでも
幸せはあたえあえるもので
愛し合うことに限りはないのだと
この生に灯されるものは つづきつづけて
あたたかな航路をうたうのだと
その姿こそを 辿りつかせたい
この身を として
わたしの幸せよ その手の奥までも伸びていけ

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