Akihiro Kitagawa

徳島生まれ、北京育ち。(株)Section L共同創業者兼取締役。音楽とサーフィンを愛するホテリエです。

Akihiro Kitagawa

徳島生まれ、北京育ち。(株)Section L共同創業者兼取締役。音楽とサーフィンを愛するホテリエです。

最近の記事

[5] Mondrian @Duxton, Singapore

滞在時期:2024年10月 1990年代頃に生まれた「ブティックホテル」というジャンル・カテゴリーは、瞬く間に世界的なトレンドとなりました。そのブティックホテルブランドとして、Mondrian Hotelsは殿堂入りしていると称して良いでしょう。 アメリカLAに始まり、世界各国10都市、アジアではシンガポール以外でも香港と韓国で展開しています。 泊まったのはシンガポールが初めてだったのですが、ブティックホテルの強みと弱点を、わかりやすく体験できました。 そもそもブティッ

    • [4] The Standard @Bangkok, Thailand

      滞在時期:2024年2月 Anything But The Standard(常識の枠を越える)をブランド・スローガンに掲げ、ロゴは逆さま。型破りなデザインや、ユーモラスなブランド接点がとにかく楽しいホテル。個人的に一番好きなブランドで、Section Lのメンバー達と、よく感化されています。 ブランドの歴史 Bangkokは2022年に開業したThe Standardの8店舗目になります。1店舗目は1999年にHollywoodで開業。物件の出資陣にはレオナルド・デカ

      • [3] Ace Hotel @Portland, Oregon

        滞在時期:2019年12月 業界人ならば誰しもが敬意を持つ、ザ・クールなホテルブランド、Ace Hotel。 1号店は1999年にひっそりとシアトルで開業していますが、2006年に開業した2号店、Ace Hotel Portlandを皮切りに、現在は5カ国、10都市に展開しています。(私は今まで3か所しか泊まっていませんが、急拡大を目指すスタートアップやチェーンブランドとは異なり、どの都市でも時間をかけて立地の文化と向き合い、考え抜かれたホテルを創り出してきたイメージが強

        • [2] Gorki Apartments @Mitte, Berlin

          滞在時期:2018年6月 ヨーロッパ最大の自由都市と称される、ベルリン。ドイツの首都でありながらも、アンダーグラウンドな音楽・芸術のメッカとして進化し続ける二面性に魅了され、何度も訪れる人も多いはず。(自分も気がついたら3回訪問していました) ベルリンについてもう少し紹介すると、東側と西側で大きく雰囲気が異なる街で、都会の面積が広いところも東京に似ている所があると思います。 というのも、第二次世界大戦後・冷戦時代に東ドイツ(社会主義)と西ドイツ(資本主義)で、ベルリンの壁

          [1] Wythe Hotel @Brooklyn, New York

          初訪問:2014年 滞在時期:2023年6月&2024年7月 もしもホテルの成功を「オーナーの投資利回りの最大化」ではなく、「魅力的な街や文化、ライフスタイルの創造」と定義した場合、Wythe Hotelは私が知っているホテルの中で、最も唯一無二かつ成功を収めているホテルの一つです。 一言でいえば「ブルックリンによるブルックリンのためのホテル」。開業したのは2012年。昨今Williamsburg・East River沿いエリアのヒップな商業化の発端でもあると、称される存

          [1] Wythe Hotel @Brooklyn, New York

          なぜNoteを書くのか | ホテルジャーナルの意味

          Noteは自分が今まで泊まって、感動したホテルのブログとして活用していきます。 自分のため 大前提これは、何かを世の中に訴える為ではなく、「自分の考えの整理」という目的を見失わないようにしたいです。主には、言語化どころか写真すら整理されてない経験を掘り起こす作業です。その中で新たな気づきや、目まぐるしい日々の中で忘れそうになる、初心に出会えれば良いと考えています。 ざっと計算して、50以上の都市、200くらいのホテルに滞在した事がありそうなので、手短シンプルな内容で気長

          なぜNoteを書くのか | ホテルジャーナルの意味

          なぜホテルをつくるのか|自己紹介

          Section Lの第一号店開業してから、4年が経ちました。 まだ4年か、と思いつつ「自分のホテルをつくりたい」という考えが初めて頭をよぎった19歳の時から、12年も経っています。 Section Lは築地や上野などの観光人気地帯を中心に、東京都内で現在9棟のアパートメントホテルを展開しています。来月にはSection Lブランドで最大規模となる10棟目が開業を控えている中、「成功したね!」と言ってくる周りの方々や、支えてくれたチームメイトや友人達には感謝が絶えません。

          なぜホテルをつくるのか|自己紹介