私の恋愛論〜理想の相手(家)の条件探し〜一対比較インタビュー法
今日、夕方、ちょっとしたセミナーをリモートで受けました。
その話が面白かったので、記事にしたいと思います。
建築屋さんなので、建築に関係するセミナーなのですが、
他にも応用できそうだったので、よければ最後までお読みくださいませ。
家を建てるときに、設計士さんが、どうやって話をきいたら、理想の家を建てられるか、というお話でした。
どんな風に、話を聞けば、真のニーズに近づけるか。
その方法として、
一対比較インタビュー法
を紹介されました。
どうするか、理想の家で、具体的に説明します。
今住んでいる自分の家、
理想の家、
誰でもいいから、知っている人の家、
実家
などなど、5〜10軒くらい、家を挙げます。
できれば、それぞれ、別々の紙や付箋に書きます。
その家に、1〜10点で、点数をつけます。
点数順に、紙や付箋を並び替えます。
次に、点数の低い家から、インタビュー。
どこが悪くて、その点数ですか?
どうすれば、点数がよくなりますか?
これを繰り返し、インタビューします。
その際、発言者の言葉を変換せず、
ありのままの言葉を記録します。
例えば、
段差があって、ダメ。
なら、
バリアフリーがいい。
という変換もダメ。
自分で自分にインタビューすることも
できますが、
誰かにインタビューしてもらう場合、
とにかく、リアクションなしにしてもらう。
相手のリアクションや、意見を聞いてしまうと、
本当の気持ちや考えを言えなくなってしまうので。
例えば、
玄関が狭いのが嫌、
と発言されて、
聞く側が、
そんなこと気にするの?
とか、
玄関広いより、リビング広い方がよくない?
とか、意見を言ってしまうと、
もう、その時点で、
素直な発言をしにくくなってしまう。
なので、
ありのままの発言を記録して、
それに対して、ノーリアクション。
このルールで、
点数の低い方から、高い方へ、
欠点について、改善点について、
素直に発言してもらう。
最後に、
どうなれば、どんなものが、理想的だと思うか?
と聞いて、それについて語ってもらう。
そうすると、
具体的な例である家に対して、
一対比較で、
その一つ一つを対象に、具体的に、
その欠点と改善点を述べることになり、
理想的なものが具現化しやすい。
ここで、感心したポイントがあります。
それは、
欠点について、素直な意見を出す、
ということです。
良い所ではなく、欠点。
長く付き合うことになるものは、
良いところよりも、欠点が気になる、
ということ、
これが、真理を突いているなぁと。
美人は3日で飽きる、といいます。
それは、容姿が大事ではない、という意味ではなく、
良いところは、すぐ当たり前に感じるようになる、
ということだと思います。
良いところよりも、大切なのは、
自分にとっての、欠点が少ない、
ということかと。
だから、家でも、仕事でも、結婚相手でも、
自分にとって、欠点だと感じるポイントは、
なるべく少ない、もしくは、
大したことないレベルであることが、
大事なのではないかと。
例えば、
リビングが狭いのが嫌、
と感じるなら、例えお風呂が狭くなろうとも、
リビングは広く作った方がいい。
例えば、
どうしても、太い人はダメ、
と思うなら、例え背が小さくても、
細い人を選ぶ、とか。
自分の中で許せないポイントは妥協せずに、
許せるポイントは、おおらかになる。
おおらかになれないなら、それは許せないポイント。
だから、その許せないポイントを、
しっかりと明文化しておくことが、
真のニーズに応えていけるのではないかと。
その、明文化する方法として、
一対比較インタビュー、
かなり良さそうだと思いました。
そして、更には、
そのインタビュー内容を、
関係者で共有して、
明文化した要求条件を、
更に関係者にフィードバックして、
修正すると、
かなり近いものになるようです。
家を建てるとき、
図面には、それなりの部屋のサイズは表現できますが、
例えば、
玄関は、花の香りが漂うような、
ふんわりとした空間に、
みたいな、抽象的なことは描けません。
だからこそ、
要求条件を明文化することが、
大事なんだそうです。
明文化したら、理想の女性は、
ギスギスしていない、フワフワした人
かもしれません。
その、自分がしっくりくる、
理想を具現化した素直な言葉が、
とても大事なんだそうです。
何だかとても、面白そうではありませんか?
これからやりたい事を見つけるとか、
自分の理想像を見つけるとか、
思いっきりあやふやなことも、
この方法なら、少し、
具現化できそうにも思います。
きっと、私にとって、私の旦那さんは、
私が嫌だと感じるポイントが、とても
少ない人だったのではないかと思います。
私は、見た目はあまりどうでもいい。
大事なのは、
女子どもに厳しくなくて、
暗くなくて、
真面目で悪いことできない人。
自分にとって、嫌だと感じるのは、
弱い者いじめする人。
暗くてネチネチ言う人。
悪いことする人、犯罪者。
だから、決して、そういう人は許せない。
良いところに着目しなさい、が普通の考え方ですが、
悪いところに着目して、
そうではないもの、こと、人を選ぶという、
逆転の発想が、
素晴らしいと思いました。
何かに悩まれたときは、ぜひ、
自分の素直な意見をさらけ出して、
真のニーズ、要求条件を明文化してみませんか?