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年初の怒涛の投稿、アウトプットからしばらくはまたインプットに励んでおりました。と言うことで2025年の最初の読書報告はスティーブン・キングのLater/死者は嘘をつかないです。 主人公の大学生が子供の頃の体験を振り返る、モノローグのような構成になっています。青少年が主人公はキング氏の作品では割と多いですよね。文章は若い彼が語る感じでとても読みやすく、肩の力を抜いて読み進めることができました。 ジェイミー 主人公ジェイミーは少し人と違う能力を持っています。死者が見える、し
毎年振り返りをしていますがすっかり忘れてました。でもnoteさんの企画にそそのかされてやっぱり書くことにしました。 #今年の振り返り こんなまとめを見せてもらいましたが、自分でどんな記事を書いたか振り返ってみます。 1月 #note書き初め に乗っかって今年の抱負を書きました。 仕事を変える(第2の人生、ライフステージを変える!) iPhoneを少し新しい機種に変える(写真ライフを少し広げる) APS-Cのカメラ(中古)を手に入れる(写真ライフを少し広げる)
Maneskinアルバム連続投稿が終わり、次は何を書こうか考え中です。 洋楽 こちらもライブ行きそびれではまっているVan Halen, Sammy Hagarのアルバム紹介をしたいと思ってます。かなり枚数があるのでコツコツと。他にも1984年のヒットというテーマで色々と物色していて、ドンヘンリー、TOTOを再訪。他にもデフレパードやデュランデュランのリリースがありました。ネタは尽きないし、書きやすいので洋楽ネタはまた順次お届け予定です。 PDA PDAではPalmI
巨人たちの落日に続く第二弾、凍てつく世界を読み終えました。ケン・フォレット氏による10年ほど前の作品になります。前作は読むのに少し苦労しましたが、登場人物への馴染み、感情移入ができるようになってきたことや、複雑な関係が次の世代でそうなるのか、という驚きなどもあり、いいペースで読むことができました。 概要 前作は第一次世界大戦の開戦前から終戦まででした。今作は予想通り第二次世界大戦前〜中〜終戦後までのお話になります。 欧州の大国ドイツが第一次対戦後の経済的困窮からヒットラ
あっという間の2023年でした。とにかく暑かったですね。さてnoteで書いてきたことをおさらいするように、今年を振り返って見ましょう。 【Apple他】 3月 MacBook Pro 16" M1 Pro 16GB 1TB 6月 Mac mini M1 8GB 512GB 7月 Beats Studio Buds+、iPod mini 8月 Magic Mouse Smoother、iPod Hi-Fi 10月 BALMUDA Toaster 今年はなんと言ってもMac
スティーブンキングが事故に遭う前から書き始め、事故後に書き上げた「On Writing /書くことについて」を前々から読みたいと思っていたので、今回文庫本で2013年に出たものを購入して読みました。 自分が小説を書くとは思っていませんが、キングが何を思って、どのようにあのような面白い作品を次から次へと生み出しているのか、その背景、エンジンの一部でも知ることができれば、という思いもあって読んだ次第です。 読書量 キングによれば書くためには読む、それもかなり大量に。実際彼の
ずば抜けて知能指数の高いルークは実はほんの少し手の届かないものを動かすことができる超能力も持っていた。心優しい両親と共に平穏な日々を暮らす彼に突如訪れた過酷な運命。"IT"の子どもたちの活躍を彷彿させる、ワクワクドキドキ、悪との対決、これぞキング、と言える快作でした。 警官の話? 冒頭は新天地を求め流れていくティムの話から始まります。子供なんて出てこないじゃない?と思いながらも、この人結構いいキャラだなーと思い、染み込ませてからの本題への展開でした。いや、前振りちょい長い
セドナの幻日のすぐ後に読み始めたのが本書、久しぶりのシグマシリーズ最新刊、ウィルスの暗躍という何とも忌まわしいタイトルです。 コロナ禍においてやはりロリンズ氏も本作を出すのは躊躇われたようですが、これはウィルスと共に生きていく我々にはとても重要なことを教えてくれる良い小説です。あとがきにも書いてありましたし、色々なところで言われていることですが、ウィルスが我々の生態系の上で非常に重要な役目を果たしているようです。ロリンズ氏らしく、事実をうまく取り込んで書いているのでその辺り
シグマフォースシリーズでお馴染み、ジェイムズ・ロリンズさんの珍しい短編・中編集です。 収録作品アマゾンの悪魔 LAの魔除け ブルータスの戦場 セドナの幻日 アマゾンの悪魔 この作品はスティーブ・ペリー(ジャーニーのヴォーカルと同じ名前ですが別人です)氏との共作。我らがグレイ・ピアースとコットン・マローンが一緒に活躍するというちょっとファンサービスしてみたって感じの小作品。いつものテンポで楽しくアクションアドベンチャーの世界に浸れました。早く次の作品を読みたくなって
NHKのドラマ化があたり、映画にもなっていて、知らない人はいないんじゃないかってくらい今や人気のキャラクターとなった岸辺露伴。 ジョジョの奇妙な冒険第四部で出てきた漫画家キャラでしたが、そこからスピンアウトして、彼を主役にした作品がいくつか発表されていますが、荒木先生直筆の漫画以外に、本作のように全然別の人が書いた作品が色々出ています。ここは編集部のなせる技なのか、書いてくれた皆さんが荒木先生の、岸辺露伴のファンなのか、いずれも原作の味を壊さず、世界観がしっかり構築されてい
シグマシリーズでお馴染みジェームズ・ロリンズ氏の初期の作品です。タイトルからお分かりのように舞台は南米アマゾ未だ文明が分け入ったことのないような奥地でロリンズ氏お得意の冒険活劇が展開されます。 ストーリー 物語は初めにある行方不明者がジャングルの奥地から生還したところから始まります。彼は結局助からなかったのですが、実は行方不明になった時、彼は片腕がなかったはずなのに、回収された遺体にはしっかりと右腕が「生えて」いたのです。 そしてその彼に関わった人たちからどんどん謎の病
大聖堂を読まずしてケンフォレットは語れない 名作「大聖堂」を書いたケン・フォレット氏の第三次世界大戦勃発シミュレーション小説です。80年代末〜90年代初頭に大聖堂、針の目を読んで以来ファンです。大聖堂の続編も読みましたが、最近の作品は長編が多く少し手が出ていませんでした(特に大聖堂シリーズとか)。 もしまだ読んでいない人は幸せです。あんなに面白い作品にこれから出会えるのですから。そういえばドラマ化されてNHKとかで放送されてもいましたね。 この作品も上・中・下の3巻から
購入してからしばらく経ってしまいましたが、ようやく落ち着いて読む時間ができたので読み始めたらあっという間、いつも通り烏の世界に舞い戻ることができました。 前作で真の金烏がなぜいなくなったのか、凪彦とは誰なのか、ようやくわかりましたが、今作ではその前日譚とでもいうようなところを、金烏の兄である長束彦、彼のそば仕え路近(ろこん)、清賢、翠寛といったメンツの過去を交えながら語ります。 読む前に読むか、読んでから読むか 毎度のことながら驚かされるのは組み立ての緻密さです。過去の
ルメートルにハズレなし ありえない設定、展開、でもリアル、身につまされるシチュエーション、最後に訪れるのは幸福か、絶望か… ピエール・ルメートルの監禁面接です。 出だしはゆっくり 残念ながら我が愛すべきカミーユ警部シリーズではありません。主人公はリストラされた人事部長。50歳前半(やばい、私と近い設定)。 家族のため必死になって朝から物流会社のバイトもこなしたり、他にもいろいろ応募はしてみるものの、なかなか次の仕事が見つからない。 そんなある日、嫌な上司にけつを蹴