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【読書】スティーブン・キング/書くことについて
スティーブンキングが事故に遭う前から書き始め、事故後に書き上げた「On Writing /書くことについて」を前々から読みたいと思っていたので、今回文庫本で2013年に出たものを購入して読みました。
自分が小説を書くとは思っていませんが、キングが何を思って、どのようにあのような面白い作品を次から次へと生み出しているのか、その背景、エンジンの一部でも知ることができれば、という思いもあって読んだ次第です。
読書量
キングによれば書くためには読む、それもかなり大量に。実際彼のおすすめリストが巻末に付されているのですがかなりの量があります。今でも作品をハイペースで書いているということはきっとすごい量を読んでいる様子。普段寝る前に少しだけ読んでいる自分からすると、申し訳なく思っちゃいました。
最近はスマホ、インターネット、ストリーミングとテレビ・読書以外に時間を吸い取るしかけは山のようにあるのでしっかり自制心を持ってそれらを断ち切らないと読書量を増やせないなぁ、と反省。
語彙数と時間をあけてからの見直し
Microsoft Wordとかでもありますが単語数を英語の文章ではカウントします。日本語のように単語の切れ目にスペースがない場合は原稿用紙で文字数を意識していますが、英語系では単語数が文章量の目安になります。そして、初稿を仕上げた後は時間をおいて、見直しをすると良いがその二次稿では初稿マイナス10%を意識して文章をまとめると良いとのこと。
これは仕事でメールなどを認める際にも大変参考になります。ちょっとしたことを書く時に、一気に書いてエイヤーで送るとよく間違や変な言葉が間違って入っていたりするんですよね。それはnoteにも当てはまります。すぐに公開してますが後から気づいてこそっと修正、よくしてます。
副詞(修飾)や受動態を避ける
文章、ストーリーが何より大事なのですが、書く時につい人は色々と飾り立てて説明したくなるもの。でもそうした副詞は余計で、ストーリーでわからせる、読者に預ければ良いとキングは言います。受動態も然り。
他にも色々示唆に富んだ話は尽きないのですが、仔細はぜひ本書を精読ください。私はこれを読んで初期に作品を改めて読み直してみたいと思いました。時間があればぜひ日本語版を横に原書を読んでみたいなぁ。(実は昔THE STANDだけはペーパーバックを買ってトライしたのですが、セリフ回しが当時の私の英語力では理解できず断念した覚えがあります。)
おすすめ度:★★★★(本が好きな人なら面白く読めると思います)
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