【読書】岸辺露伴は倒れない<短編小説集>
NHKのドラマ化があたり、映画にもなっていて、知らない人はいないんじゃないかってくらい今や人気のキャラクターとなった岸辺露伴。
ジョジョの奇妙な冒険第四部で出てきた漫画家キャラでしたが、そこからスピンアウトして、彼を主役にした作品がいくつか発表されていますが、荒木先生直筆の漫画以外に、本作のように全然別の人が書いた作品が色々出ています。ここは編集部のなせる技なのか、書いてくれた皆さんが荒木先生の、岸辺露伴のファンなのか、いずれも原作の味を壊さず、世界観がしっかり構築されています。と言うことで安心して、違和感なく読めます。もしまだ小説には手を出したことがないと言う人がいたらぜひ読んでみてほしいです。意外と小説でも楽しめますよ、荒木ワールド。
本作について
3つの作品が含まれています。
黄金のメロディ:究極?最上?の音楽を追い求めた男に起きた悲劇
原作者 岸辺露伴:自分の作品の実写化が巻き起こすトラブル
5LDK○○つき:激安物件には何かある。毎年住人が決まった日に失踪してしまうらしい。その家に住んだ男に誘われた岸辺露伴。彼らに起きることとは!?
いずれも面白かったのですが、2つ目、3つ目はなかなかよかったですね、ドラマ化してもいいと思いました。そう、ドラマといえば映画にもなるくらい流行ってますが…
なぜ岸辺露伴シリーズはウケたのか?
ドラマ化がヒットした理由は実写ではなかなか先生の奇抜なキャラの服装がリアリティとかけ離れていて、実際の演技に合わせると妙な感じがしてしまうところ、ジョジョ本編よりもこちらはその辺がマイルドなのもよかったのかもしれませんね。
あとは役者さんがハマりすぎたのかも。岸辺露伴、泉くん、二人のコンビとかすごくいいんですよね。
ピンクダークの少年
岸田露伴が書いている劇中劇ではないが漫画中の漫画、ピンクダークの少年、荒木先生にぜひ本気で書いてほしいと思っているのは私だけではないですよね?ジョジョももちろん大事ですが、こう言うお遊びはもっと好きなので、ぜひ書いてほしいなぁ。
おすすめ度:★★★★(岸辺露伴を知っていると言う前提なので)