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詩のある作品集

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作品によっては、自作の詩のあるものがあります。 詩のある作品を、まとめました🍀
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記事一覧

『小さな窓』冬

『小さな窓』冬

小さな、小さな窓。

妖精ぴっぴたちの部屋の窓です。
カーテンを開けると、一面が銀世界❄️✨❄️

思わず窓から飛び出したくなる!

赤い壁紙にアイボリーのカーテン。
部屋の中はどうなってるんだろう?

きっと好きなモノたっくさんつめこんだ部屋に違いありません✨

雪だるま1人じゃ寂しそうだから、仲間いっぱい増やしてあげないと☃️❄️⛄️
ぴっぴは冬中、大忙しになりそうです☃️❄️✨

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「華」

「華」

「華」
たおられた花も、その生を生きる。
生かされる。

朽ち果てるまで――—。

「終焉の夏に鳴く展」
出展します。
2022年9月15日~18日
原宿デザインフェスタギャラリー スペース2A
15日~17日 13:00~18:50
18日 11:00~16:30

『星降る夜のお散歩ネコ』

なんだか寝つきの悪い夜、無理に寝ようとするのをあきらめて、いっそお散歩に出てみよう🌃

あぁ、降るような星に、ワタシ1人。

なんだか全てがとけてくような、吸い込まれるような。

しばらくこうして、夜風に吹かれよう✨


(小さなポーチになります⭐️)

『ふうせん』

『ふうせん』

命が、芽吹く。
粛々とくり返される。

小さな、けれども力強いエネルギーの塊が、声もなく、その存在を放つ。

奇跡と呼ぶのなら、この世の全てがソレになる。

忘れているだろう。
忘れているのに。

数の限度を超えて繰り返されてきた奇跡が、硬く閉じた目を、強引にこじ開ける。

手が、頬が、髪が、背中が。

血のつながりなど、取るに足らず、
種の違いなど、言うまでもない。

思い出したなら、もう、忘れ

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『光影(こうえい)』

『光影(こうえい)』

光が当たれば影ができ、影は憎しみや嫉妬のシミになり、深く濃い、闇が広がる•••

光は光で、他の光がまぶしくうつり、気づけばみるみる影に染まっていく•••

同じモノ••• 

同じモノだ。

私の目と同じように、彼女の目にも光って見える?
私の目と同じように、ネズミの目にも光って見える?
私の目と同じように、ムカデの目にも光って見える?

誰も抱きしめてくれないのなら、
私が、私の影を、抱きしめ

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『くちぶえ』

『くちぶえ』

正しさが全てと、信じていた。
青く幼稚な、純粋さ。

外れるモノを許せずに、
正しくいれない自分を、偽って。

独りよがりの正しさが、虚しく空を切り、
正義をふりかざすたびに、涙の音が響く。
あ、ワタシの涙•••

口笛をふこう☆
いびつさを抱きしめて。

口笛をふこう。
今日は、いい風が吹いている。

サイズ 額縁22.5×27cm
    刺繍部分12×8cm

『目覚め』

『目覚め』

自も他も無く。
全てが、一つ。

咲き誇る花も、朽ちた枝も、
ひらひらと舞う蝶も、眠る獣も。

一つが、全て。

子の手のひらを見つめ、その影にある、あまたの命をおもう。

自分の痛みも。他の痛みも。
同じ痛み。

吹く風が、やわらげる。
へだてなく、なぐさめられる。

『冷めない熱』

『冷めない熱』

他のためじゃなく、自分のため。
欲しいのは承認じゃない。

自由に踊る、熱が欲しい。

癒えない悲しみも、出会う喜びも、何もかもを表わせる、スベが欲しい。

『青く、咲く花』

『青く、咲く花』

闇の中咲く、青い花。
悲しみの涙と、さまよう光。
つかめそうでつかめず、見えそうで、見えない。

降り注ぐ雨は、いつしか、恵みへと変わる。

『波の音色』

『波の音色』

『波の音色』

朝の海辺で、貝殻に耳を澄ます🐚🐈🐈‍⬛✨

あ、聞こえる🌊
心澄んでいく、母なる音色。

忘れないよ。いつまでも。

『森の歌声』

『森の歌声』

歌を歌おう!!
在らん限りの声をあげて。

歌えば悲しみを忘れ、歌えば喜びがあふれてくる。

仲間の歌声を聞こう!
時にいさかいがあったとしても、真心をつくして、手を取り合える。

仲間とともに、歌を歌おう!!
上手い下手など、野暮なこと。

ともに歌声を重ねながら、一緒の時を刻もう。

永遠を信じて。

続•龍物語🐉

続•龍物語🐉

夕陽に溶ける、赤い立髪。

人間も猫も、アリも同じ。
与えられた能力以上のモノを、知ることはできない。

アリは猫のようには声を出せず、猫は人間のようには言葉を理解しない。

アリや猫が宇宙の存在など知るよしも無いように、人間にもまた、知りえようもない真実があるはず。

目に見えるモノが全てではなく、むしろ目に見えないモノの方がはるかに多く、

人間の考え得るものなど、真実の何万分の一に過ぎないの

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🐲龍物語🐉

🐲龍物語🐉

龍のまとう、金のウロコ1枚あれば、一生働かずに暮らせるお金になるのだとか。

人々は何としても金のウロコが欲しいと龍を狙い続けているが、龍は、賢い。

人間の欲望に己の体をささげるようなことには、いまだかつて、なったことはない•••

天空を舞う体に日があたると、キラキラと光って、息をのむほどの美しさだった。

龍は、知っていた。

たとえ金のウロコを手に入れて、一生困らない生活と、誰もがうらやむ

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