拝啓、大事な人へ。僕はいつまでも、大切な人を大切にできる人でありたいと思います。
こんばんは。アキミツです。
やっと夏の暑さが溶け始め、少しずつ秋の兆しを感じられる様に。
そんな中、1ヶ月毎に書いていたこのブログも2ヶ月ほど空いてしまいました。また習慣を少しずつ取り戻していきたいと思います。
それは自分が信念を持って、人生をかけて、命を削りながらやってきたはずのことが、急に歯車がかみ合わず回らなくなるように崩れ落ちた瞬間でした。
さらに追い討ちをかけるかの如く、家族の訃報と様々なことが同時に起こりました。そんな7〜8月が過ぎ、気づけば9月を迎えていました。時間は決して取り戻せないですしね。
もちろん、今から止まっていた時計の時間を少しずつゼンマイを巻いて動かしていくしかないと。僕は「何度でも再挑戦できる社会をつくる」ために、自分自身の小さな歩みを進めていこう、そう思っています。
「瀬戸際男子の憂鬱」って?
ずっと「たぶん、今日も窓際男子」でしたが、いつかどこかのタイミングで人は「人生の瀬戸際で、勇気を持って立ち向かわなければいけない場面に立つ」事もあるのではないでしょうか。これは僕の完全な原体験を基にしているのですが、その瀬戸際で揺れ動く感情って上手く言葉にできない。だからこれから出来る限り垂れ流して書いていこうと思っています。それでは聞いて下さい。
自己紹介をさせてください。
28歳。フリーランスディレクター。1991年大阪府岸和田市生まれ。現在は兵庫県尼崎市シェアハウス在住。複数社でPR・Dir・Wriを軸に仕事をしています。関西大学商学部卒業後、企画制作会社を友人らと起業。2年後制作会社でWebの企画・制作、スペース運営を経験。転職後に不眠症と鬱を発症、2018年6月無職に。その後「自分の活かし方」を見直し、フリーランスとして独立。生き方に悩んできた人が模索し合える「何度でも再挑戦できる社会」を作るため、Webメディア「Blind Up.」を立ち上げ代表となる。その他「マイトリセツ手帳」プロジェクト普及活動家。
ご報告が遅れてしまいましたが、「7月1日」公開したプロジェクトは「未達成」となりました。
こちらに関しては「CAMPFIRE活動報告ページ」に詳細を記載させて頂いております。
様々な方々にご協力・激励・共感を頂いたにも関わらずこの様な結果となってしまいました。
大変申し訳ございません。そして引き続き、活動を再開していければと思います。
クラウドファンディングは結果で言うと「未達成」だったとは思います。より多くの人へ必要性を感じてもらう普及活動は実施して「成功」だったのではないかと僕は今でも思っています。
ただ、実現に到るまで沢山ご協力してくれた大切な人へ恩返しができていないため、これから少しずつ別の形で返していきたい。そう思っています。特に最も迷惑をかけているプロジェクトのパートナーには。言葉数は少ないけれど、色々考えてくれている。頑固な性格上、上手くは言えませんが、いつもありがとう。
もちろん嬉しい出来事も勿論ありました。
それは直接お会いしたことがない人からも、「支援」ではないお便りやメッセージを頂いたことです。
「支援はできないけれど、活動を続けて欲しい」
「私(僕)も、きっと世の中に必要だと思うんです」
「私も同じ様な悩みを抱えています」
「言葉にできなかった。でも言えるって勇気なんだ。」
etc、それ以外にも山の様にメッセージ頂きました。
本当にありがとうございます。
だから僕は、今まで通り「自分のままで生きちゃいけない」ことを決意しました。
それは「変わらなければいけない。」という気持ちが改めてむくむくと芽生え始めた瞬間だったのだと。
それらは今までも何度も出来事としてありました。語弊もあるかもしれませんが、長年抱えてきた「人生単位で付き合い続けなければならない病」なのだとも思います。
だから改めて、自分と前向きに、そして真剣に付き合っていくために、ちゃんと自分に起こった問題は何故生じたのかを検査して貰おうと思っています。どんな結果であれ、僕は受け入れて生きていこうと思います。
僕のやりたいことは「自分を知ること」
これは普段一緒に生活するワークパートナーである人から聞かれた質問で自分の中からできてきた答えでした。もちろん、パートナーやライフパートナーからもきっとその類の質問は受けていたのかもしれませんが。
「もし今この瞬間、何不自由なく、生きられるなら、何が一番したい?」
「僕は、自分のことを知りたい。」
これは今思うと、天国にいる友人に向けた少し遅くなった答えかもしれない。
それは自分から見た自分だけではなく、他者から見た客観的な自分。感情的な自分や冷静な自分。強みを発揮できている自分や発揮できていない自分。苦しい瞬間や活動的な瞬間の時の自分と様々あると思います。
それらを理解した上で「大切な人たちを大切にしていく生き方」を僕は学び得たい。
これを知ることできっと迷惑をかけ、失望させてきた事、逆に感謝されていた事を知ることができる。必要とされる役割を知ることに繋がる。その結果、その人自身もその周りにいる人を大切にできるかもしれない。
職場であれば同僚や先輩や後輩、そしてその取引先さえも。家族であればパートナーや子供たちとも。友だち、彼女。様々な人間関係におけるリレーションシップを育むことに繋がるのではないかな。
もちろん全て「知ること」はできない。何故なら人は常に「変わり続けている」から。年齢も価値観も関係性も。
だからこそ変わりゆくその人の状況に応じた「処世術をまとめた手帳を持つ」事で少なからず生きやすくなるのではないか、と。
それで「再挑戦してみる。もう一度頑張ってみよう。」と思える人が一人でも多く増えたなら。
生き方に悩む人が減るのではないか、会社を辞めようと思っていた働き手が「もう少し会社で頑張ってみよう!いや、これは辞めるべきだ。」と冷静にニュートラルに自分の生き方を決意していく事ができるのではないか。その様にして経済活動が循環すれば、結果的に回り回って社会が少しだけ良くなるかもしれない。
僕がやりたいのはそういう事なのだと思います。まずは僕自身がそのユーザーであり、最初の実験台になろうと思います。
その母数が少しずつ増え、誰もが当たり前の様にその手帳なるものを日常的に使える様になれば。そうなれば「日常的に自分を活かす処世術が学べる社会」になる。
その先に(※)社会的包摂なる居場所がちゃんと確保できればと切に願います。それを実現するまでは僕は一生走りつづけていきます。
(※)「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」とは「国民一人ひとりを社会の構成員として取り込むこと。」をさす。つまり社会から孤立した人々がもう1度社会参加できるようにしていくこと。
さいごに、最近見つけた心に深く残った記事を。
ディレクターとは、大切にしたいことを大切にする職業だ。
個人で生きるのはいろいろなことを気にせずに済むぶん確かに楽だけれど、なにかあった時にはめちゃめちゃ脆い。
だから、僕は大切にしたい人を大切にしながら生きていこうと決めたのでした。おわり。