カリオストロ伯爵とは⑥-ジャンヌを拾ったブーランヴィリエ夫人&パリのパシーは聖地巡礼の宝庫-
みなさん、こんにちは!
今日は、前回の記事の予告通り、ベルサイユのばらにも登場するジャンヌについて、下記の本をご紹介しながら、みていきたいと思います。
ジャンヌと言えば、べるばらきっての悪女ですが、史実でもとんでもない悪女だったことが、本を読んでわかりました。
まず、べるばらでは、ジャンヌがパリのストリートで物乞いをしている時に、ブーランヴィリエ夫人の目に留まり、そのまま拾われて、彼女は貴族の世界に足を踏み入れることになります。
史実も同様で、パリのパシーで、馬車に乗ったブーランヴィリエ夫人に拾われ、修道院に入れられて教育を受けていたようです。
私のブログを読んでくださっている方はご存知だと思いますが、過去記事やYoutubeで何度もパリのパシーを取り上げているほど、私はパシーに興味を持っています。
アルセーヌ・ルパン譚にも幾度となく登場します。
パリでも、他のカルチェとは異なる雰囲気を醸し出しているパシー。
ここで、ジャンヌは拾われたのか・・・と思ったのと同時に、なぜパシーでブーランヴィリエ夫人に拾われたのか?
それは、べるばら時代、パシーに夫人が住んでいるブーランヴィリエ城château de Boulainvilliers(またの名をパシー城château de Passy)があったからです。
前々回くらいの記事で、この城にフリーメイソンの本部があったと知って驚いたと書きましたが、この城は、現在のパシーのどのあたりにあったのかというと・・・以下の黄色マーカー部分で囲った場所にお城が建っていたようです。
地図で見ると、とても大きなお城だったことが分かり、ここに城が建っていたことを示すかのように、現在はブーランヴィリエ通りとブーランヴィリエ駅があります。
因みに、以下のWikipediaで、当時のブーランヴィリエ城を見ることが出来ます。
ちょうど黄色マーカー部分あたりに建っていたことも分かります。
Château de Boulainvilliers — Wikipédia (wikipedia.org)
もちろん、今はお城は存在しませんが、パシーに行ったら、是非このあたりも歩いてみたいと思います。
アルセーヌ・ルパン&ベルサイユのばらの聖地巡礼の場所であるパリのパシー。
ルパン&べるばらファンの人にとっては、見逃せないスポットだと思います。
次回は、ジャンヌの視点から首飾り事件をみていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。