『ベルサイユのばら』-その10 オスカルを女性としてみているか?フェルゼンとアンドレの違い-
(Spoiler Alert!ネタバレ注意!)
みなさん、こんにちは!
YouTube「ベルサイユのばらを旅する」のPart6の撮影やらなんやらで忙しく、記事更新が滞っていました💦
Part6のYouTubeも、皆様に楽しんで頂けるよう、これから編集頑張ります。
過去のYouTube「ベルサイユのばらを旅する」Part1~5は、記事の最後にリンクを貼っておくので、宜しければご覧くださいませ。
前回は、フェルゼンの一生独身でいるという決意、それを聞いたオスカルの衝撃、アンドレのオスカルに対する気持ち等をみていきました。
今回は、その続きからみていきたいと思うんですが、この後はいよいよフェルゼンがアメリカ独立戦争に参戦するんですよね・・・。
マリー・アントワネットとオスカルはもちろん涙😿・・・T-T
確か、史実では、フェルゼンは独立戦争に7年ほど従事するんですが、ベルばらではその長い年月を感じさせないほど早く⁉、フェルゼンが戻ってきます。
やっぱりフェルゼンがいないと、ストーリーが進まない!!!
オスカルの気持ちも宙ぶらりんなままになっちゃいますよね・・・。
フェルゼンが帰ってきて、うれし涙を人に見られないよう、一人馬上で泣くオスカル↓
私、12歳の時に初めてベルばらを読んだ時は、オスカルがフェルゼンを愛しているということがいまいちよく分かっていなくて💦、オスカルはなんで泣いているのか?って思ってたんですよね・・・。
フェルゼンの前で泣くと、彼に(オスカルが愛していることを)気づかれちゃうから、1人で泣いてたんですね・・・。切ない・・・T-T
しかし、オスカルがフェルゼンを思う気持ちと同じ・・いやそれ以上にオスカルを愛しているのが分かるアンドレ↓
仕事中のオスカルを目を細めて見守るアンドレ♡
もうこの時から(というか思春期の頃から⁉)オスカルのことが好きで仕方なかったんだろうなと思います。
だけど、オスカルがフェルゼンを思っている間、アンドレもオスカルのことを思っていて、この時の2人は気持ちがすれ違っていて・・・というか全く交わっていない。
2人の気持ちが交わり始めるのは、この後さらに先になるんですよね。
フェルゼンが独立戦争が終結しても帰ってこなくて、むしゃくしゃしているオスカルが酒場で大暴れ(!)した後、意識のない(ふりをしている)オスカルを抱きかかえて、キスするアンドレ↓
この不意打ちキスのシーン、ベルばらで有名⁉なんじゃないかと思います。
この時のアンドレ、はっきりとオスカルを1人の女性としてみていることに注目です。
幼馴染でもなく、兄弟でもなく、男友達でもなく、オスカルを一人の女性として愛しています。
ここが、フェルゼンとの違いなんですね。
フェルゼンは、オスカルを女としてみていない。
初めて会った時、オスカルのことを男性だと思っていたし、フェルゼンの心はマリー・アントワネット一筋だから・・・ということもあるのですが、とにかく女性としてオスカルをみていない。
アンドレは、男として育てられたオスカルを、物心ついたときから女性として愛している。
軍服を着ていようが、男言葉をしゃべっていようが、ちゃんと女性としてみている。
だけど、フェルゼンはオスカルのことを女性としてみていないから、オスカルが人生で最初で最後のドレスを着る、という展開になったのだと思います。
ドレスを着ることによって、女性としてフェルゼンにみてほしい、女性として意識してほしい・・・という気持ちがオスカルにはあったのでしょう。
オスカルが最終的にアンドレを選んだのは、分かる気がします。
アンドレは、ありのままのオスカルを愛していたから。
そして、この不意打ちキスシーンは、オスカルがアンドレのことを、後々意識するきっかけになる重要なシーンでもあります。
長くなりそうなので、今日はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。