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ミュージカル『LUPIN カリオストロ伯爵夫人の秘密』観劇感想記
Akiko Nishimoto lit.link(リットリンク)
みなさん、こんにちは!
今日は、先日、梅田芸術劇場で観劇した『LUPIN カリオストロ伯爵夫人の秘密』について、その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレになりますので、これから観劇予定の方、ストーリーを知りたくない方は、ここから先は読まないようにお願いします。(少し下げます↓)
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まずですね、私がカリオストロ伯爵夫人に登場する七枝燭台はメノーラーなんじゃないか?という結論にたどり着くまでかなり考察に時間を費やしたのですが(↓過去記事)、なんと幕が開いてすぐ、この七枝燭台はメノーラーだというところからストーリーが始まってびっくりでした😲
アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う⑳-最後の謎-|西本亜希子 (note.com)
あの七枝燭台をメノーラーと断定してストーリーが始まったので、幕が上がった直後から、おおお!となりました。
原作のカリオストロ伯爵夫人は、修道院の財宝の謎を解き、それを追い求める物語ですが、舞台ではなぜかテンプル騎士団の財宝になっていました。
テンプル騎士団の赤十字が入った衣装の踊りから幕が上がるので、カリオストロ伯爵夫人の原作を読んだことがある方は、あら⁉と思われたかもしれません。
それから、ボーマニャンがクラリスと結婚したがっていて、クラリスはボーマニャンと結婚したくなくて、男装したカリオストロ伯爵夫人がクラリスを連れ去ったり・・・。
ボーマニャンって、過去記事に書いたように、クラリスの父親疑惑の
ある人物(ルパンのことを若造って呼ぶくらい年上ですから)なので、舞台でのボーマニャンはクラリスと恋愛が出来るほど若く設定されていて、これまたびっくりでした。
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それから、シャーロック・ホームズやイジドール・ボートルレまで登場し、ストーリーがカリオストロ伯爵夫人ではなくて、奇厳城にシフトしていっているような・・・⁉と思いながら観ていると、やはり終盤の財宝のありかはエトルタの奇厳城になっていました!
ストーリーがカリオストロ伯爵夫人から奇厳城になってるやん!!と心の中で思いながら、奇厳城でのボーマニャンとルパンの一騎打ちの場面はハラハラしました。
ボーマニャンが主要キャストの1人になってるし、ルパン、クラリス、カリオストロ伯爵夫人の四角関係⁉までありで、愛情劇もしっかり盛り込まれていました。
まあでも、カリオストロ伯爵夫人は、本当にルパンが好きなのではなく、財宝を得るためにルパンを利用しただけなんですけどね・・・。
原作におけるカリオストロ伯爵夫人は、財宝よりルパンのほうが大事なんじゃないかと思うくらい、ルパンに首ったけですけどね。
そして、なんとカリオストロ伯爵夫人と手下のレオナールが、愛人関係でもあることにさらにびっくり😲でした。
原作では、レオナールは、カリオストロ伯爵夫人の本当の父親かもしれない、と(匂わせ程度ですが)描かれているので・・・。
ともあれ、最近、ライブ配信などで舞台は観るものの、生の舞台は約10年ぶりということもあり、良い刺激になりました。
沢山の演者さんの歌を聞かせて頂き、私もまた歌の稽古を復活させようかなと思ったり、主演の古川雄大さんの女装あり、変装ありの衣装チェンジは、本当に楽しめました。
ガニマール警部役の方の声量が凄いなと思いましたし、イジドール・ボートルレ役の方の演技も素晴らしかったです。
クラリス役の方のお歌も素敵でしたし、カリオストロ伯爵夫人役の柚希礼音さんを舞台で拝見するのは初めてでしたが、ちゃんと男役の時と女性役の時と声のトーンやしぐさなども使い分けられていて、さすが元宝塚の男役トップスターさんだと思いました。
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それから、クラリスの父親であるデティーグ男爵を演じられた宮川浩さん!
自宅に帰ってから、パンフレットを見て、えつ!宮川浩さんだったんだ!と気づきました。
私、10代の頃に、舞台『レ・ミゼラブル』を観劇したことがあるのですが、その時のマリウス役が宮川浩さんだった記憶があるんです。
私には若い頃の宮川浩さんの記憶しかなく、今回、白髪で白い髭をたくわえられた役だったせいか、全然気づきませんでした。
最近、生の舞台を観ていないと書きましたが、最近は舞台を観終わった後、皆立って拍手するんですね。
昔は、席に座ったまま、拍手していた記憶があるんですが・・・。
私は個人的に年明けすぐの公演だったので、観終わってから、ようやく年が明けた気分になりました。
1年ほど前に、ルパンが舞台で上演されると知った日から、ずっと楽しみにしていたので、今回無事に公演を見ることが出来て感無量でした。
これからも、ルパンが舞台や映画など、他のエンターテイメントに広がっていくことを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。