『ベルサイユのばら』-その1 宿命の3人が誕生!マリー・アントワネットとマリア・テレジアの絆-
(Spoiler Alert!ネタバレ注意!)
みなさん、こんにちは!
今日から、ベルサイユのばらの記事を書いていきたいと思います。
昨年、ベルばらに約30年ぶりに再燃した時は、早くベルばらの記事が書きたい~~!!と思ってたんですが、ここにきて少しベルばら熱が落ち着いてしまい💦、どんなテーマで書いていこうかしら💦と悩んでいたのですが・・・。
やはり、今まで執筆してきた本と同様、冒頭のストーリーから順番に、考察・感想を書いていくことにしました。
最初からストーリーを見ていくと、今まで気づかなかった箇所や思いを把握出来ますし、自分が思い入れのある個所は何度も読んでいたりするのですが、1巻からじっくりと読むことがなかったので、この機会にみていきたいと思います。
因みに、マーガレットコミックス版を中心にみていきたいと思います。
私、マーガレットコミックスを、生まれて初めて買いましたよ。この歳になって・・・。
初めてベルばらを読んだ12歳の時は、愛蔵版で読んでいたんです。
それでは早速みていきたいと思いますが、今回もYouTubeのリンクを記事の最後に貼っておくので、宜しければご覧くださいね。
では、異なる国で3人の主人公が生まれた、一番最初の場面からマリー・アントワネットの輿入れ前までを見ていきたいと思います。
私、1巻はあまり読み返したことがなかったので、今回たくさんの気づきがありました。
異なる国で生まれた3人が、ベルサイユで運命的な出会いをするって、すごいですね。この冒頭のページだけでも何か不思議な縁を感じます。しかも3人とも同い年。
そして、3人の主人公の中でも一番最初に紹介されるのが、フェルゼンなんですよね。
私、べるばらって、フェルゼンで始まり、フェルゼンで終わる(フェルゼンの死)というのを、何かで読んだことがあり、そういえばそうだ!と・・。
この後、オスカルの産声が元気すぎて、ジャルジェ将軍に男として育てられる(&ジャルジェ家は男性の跡取りがいなかったというのもあり)重要な場面が描かれています。
このわずか2ページで、ジャルジェ家の状況とオスカルが男装の麗人になった理由が描かれています。
いやはや、冒頭からすごい・・・。
そして、マリー・アントワネットの幼少時代に移り、シェーンブルン宮殿が登場。
少し前に、インスタでシェーンブルン宮殿のアカウントを見つけたのですが、こちらの宮殿にも行ってみたいですね。
また機会があれば、YouTubeでも「ベルサイユのばらを旅する ウィーン編」として、ご紹介するかもしれません。
ベルサイユ宮殿ほど煌びやかではないですが、品のある落ち着いた宮殿という印象を受けます。
このシェーンブルン宮殿で、フランスに嫁ぐ2か月前から、アントワネットは母親のマリア・テレジアと同じ部屋で過ごします。
私、年末に、以下の『マリー・アントワネットとマリア・テレジアの秘密の往復書簡』という本を読んだのですが、マリア・テレジアが死ぬ直前、最後に送った手紙に、「最後に一緒に過ごした2か月間のことを最近なぜかよく思い出す」という、センチメンタルな内容が書かれていて、胸が締め付けられました。
この手紙を受け取ってから、母崩御の知らせを聞いたマリー・アントワネットは、部屋にこもり、ショックで血を吐いたと、この本に書かれていました。
14歳で母や祖国と別れたアントワネット。一体どんな思いだったのでしょう。
私だったら、心細くて死にそうになるんじゃないかと思います。
当時のヨーロッパ王室では、一旦嫁いだら、二度と祖国の地を踏むことはかなわなかったそうなので、この往復書簡は、母娘にとって、とても重要だったことが分かります。
長くなりそうなので、一旦ここで記事を終わります。
続く。