アルセーヌ・ルパンの事件現場を巡る⑩-パリの城壁跡に建つ2つの門-
みなさん、こんにちは!
今日も、アルセーヌ・ルパンの聖地巡礼本をご紹介しながら、パリの街を巡りたいと思います。
今回は、『アンベール夫人の金庫』と『813』から、パリの街にある2つの門をご紹介したいと思います。
『アンベール夫人の金庫』と『813』のあらすじについては、過去記事や拙著を参考になさってください↓
まず、パリの門と言えば、恐らく皆さん凱旋門が思い浮かぶのではないでしょうか。
凱旋門は、パリで一番有名な門ですよね。
パリには、その他にもいくつか門があり、サン・マルタン門やサン・ドニ門等があります。
因みに、サン・マルタン門は、ヴァレンヌ逃亡事件の際に、フェルゼンや王室一家がこの門を通って、パリから脱出したので、ベルばらやフランスの歴史好きな方は、ご存知かもしれません。
『アンベール夫人の金庫』と『813』では、テルヌ門とシャンペレ門が登場します。
この2つの門は、パリの西、16区とヌイイの間あたりにあり、距離もとても近いです。
パリにはどうして門がたくさんあるの⁉と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、昔、パリには城壁があり(敵の侵入を防ぐため)、パリへの出入りの際は、城壁にある門を通過しないといけなかったようです。
『アンベール夫人の金庫』では、冒頭で1人の男がビリエ通りから城壁に沿って歩いていると、誰かにつけられていることに気づきます。
男は出来る限り早くテルヌ門の入市税徴収所に辿り着こうとするが・・。
『813』では、ルパンが真犯人ではないかと疑っているレオン・マシエが入市税徴収所(テルヌ門)を通り、パリの城壁に沿って歩いた後、シャンペレ門からパリ市外へ出ます。
聖地巡礼本では、テルヌ門とシャンペレ門の写真が掲載されていて、次回パリに行ったら是非訪れてみたい!と思いました。
パリの街を歩いていると、昔の遺構を所々見ることができるので、それも醍醐味ですね。
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