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タダで手に入れたフォワグラ

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

フォワグラ。
高級な食材です。
普段の食卓に登場することはありません。

非日常で華やかな雰囲気。
ドキドキ感でいっぱい。

たまにしか食べないせいか、思い浮かべるだけでうっとりしてしまいます。

少量でもコッテリ。
かなりインパクトが強い。
特別な日の食べものという位置づけです。

先週、食いしん坊の知人と話をしました。

私と違い、お酒も大好き。
豪快に食べて飲む人です。

珍しく元気がない。
何があったのか聞いてみました。

「実は、タダでフォワグラが手に入ったんだよね」
ため息をつく知人。

「最近は品薄らしいから、ラッキーじゃありませんか」
自分が食べるわけではないのに、ウキウキする私。

「うーん......」
表情が冴えません。
どうしたのでしょう?

「この間の健康診断で引っかかっちゃってさ。肥満度が上がってたんだ」

「太っているように見えませんよ」

知人はスポーツマン。
痩せてはいませんが、定期的に運動をしているので、がっしりとした体格の持ち主。

「数値はウソをつかないよね。映像にも写ってるし......」
遠い目をしています。

「映像?」
「そう。内臓脂肪がばっちり見えた」

食事制限がかかったとのこと。
落ち込むのも無理はない。

「タダだけど、自分のフォワグラじゃ笑えないよね」
「ん? フォワグラを貰ったんですよね?」

「違う違う。脂肪肝のことだよ」
顔の前で、せわしなく手を降りました。

肝臓に脂肪が溜まってできる脂肪肝。
いわゆるフォアグラ状態です。
 
このままだと、肝硬変や肝臓がんに進行するリスクが高まってしまうらしい。
 
 何と、日本人の三人に一人がこの
“フォアグラ持ち”とのこと。

原因は食生活の偏りと運動不足。
さもありなんという感じです。

知人の場合は、明らかに食習慣が原因。

晩酌は毎晩。
脂っこいものはもちろん、ケーキやスナック菓子が大好き。
控えた方がいいと分かっていても、そうする気にならない。

食いしん坊にとって、食べたいものを我慢するのは苦行なのです。
(これはよく理解できます)

今すぐ何とかしないと死ぬ、というなら頑張れるかもしれない。(ホントかな?)

でも、単にフォワグラ状態だけでは本気で取り組もうと思わない。

「とりあえず、休肝日を作るのはどうでしょう」
「うーん」

「ご飯のお代わりをしないとか」
「うーん」

「ケーキの代わりに果物は?」
「うーん」

ダイエットは難しい。
本人の意志と継続力が要求されます。

皆さんも、内臓脂肪を溜め込まないように気を付けてくださいね。

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