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足湯

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

私は家で足湯をしています。
もちろん、温泉ではありません。

できれば温泉の足湯の方がいいですが、自宅では無理。
そう思っていたら、温泉足湯が登場したのです。

自転車で10分くらいのところに、天然の温泉施設があります。
そこの入り口近くに「足湯」ができました。
5,6人で足を浸けるのにちょうど良い大きさです。

通りかかったとき、学生らしい女の子達が、お菓子や飲み物を持っておしゃべりしながら足湯をしていました。
「足湯カフェ」状態です。
笑い声が響いて、とても楽しそう。

その後も何度かそばを通ったのですが、タイミングが合わないのです。
先月、夜に立ち寄ってみたら、19時で終わりとのこと。
お湯が抜かれていて空っぽになっていました。がっかりです。

その後もなかなか機会に恵まれず、入りそびれていました。
近いからすぐにいけるとは限らないですね。

時間がなかったり、雨が降っていたり、満員で入るスペースがなかったりしたのです。そうこうしているうちに、何ヶ月も経っていました。

「足湯に入りたい病」にかかってしまった私。
治すには入るしかありません。
先日、やっとその願いが叶えられました。

やや風が強いものの、快晴に恵まれたので散歩を計画したのです。そのゴールは件の「足湯」。タオル、水筒、お菓子をリュックサックに詰めて出発。

普段行かない住宅地や公園をのんびりと歩きました。
子ども達がボール遊びをしていたり、昼寝をしている光景は、見ているだけで気持ちが穏やかになります。

そして、いよいよ最終目的地の足湯に到着しました。

誰もいません。
貸し切り状態です。

靴下を脱ぎ、スラックスを膝まで上げて、そうっとお湯の中に足を入れました。
「ほわあー」
間抜けな声が出てしまうくらい、気持ちがいい。

川魚が有名な場所なので、温泉を出す蛇口が黒いナマズの形をしています。ちょっととぼけた、ユーモラスな表情がいい。
見ているだけでリラックスできます。

温泉の効能も、散歩した後にはぴったり。
打ち身、くじき、疲労回復に効くとのこと。

地下1,500メートルから湧き出る天然温泉の泉質は、ナトリウムをたっぷり含み、塩化物強塩温泉と言われています。弱アルカリ性。

最初は熱いかなと思いましたが、段々ちょうど良い温度になってきました。
疲れが、足先から溶け出していくようです。
目をつむると眠ってしまいそう。

風が吹いていましたが、足は温まってポカポカしているのでむしろ心地よい。持参したお茶を飲みながら、足湯タイムを楽しみました。

今度はいつ行こうかな。
散歩の目的が変わりそうです。

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