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【子育て】発達を促すには、お手伝いがかなり最強だと思っている話
以前こんな記事を書きました。
乳児期では、遊ぶ時間は短いながらも、
興味があるものに手を伸ばし、たくさん触ってみることで、
身体の使い方を覚えたり、回りの大人が『たのしいね』『良い音するね』『びっくりしたね』と声をかけていくことで、言葉を知っていきます。
その経験をたくさん積んだ上で、
幼児期になると、
遊びや生活の中で
『こうすれば、もっとうまくいくぞ』と
工夫してみたり、気付いたり、分かったりするようになります。
↑今日は、この部分の話を。
この記事では、『遊ぶ』ことで、『集中力』がどんどん伸びていくよ。という話をしました。
また、『遊び』にはこんな種類があるよ。を書いてみました。
『遊び』は、身体の使い方や、言葉の獲得などなど、子どもの『発達』を促すのです。
ということは、
たくさん発達を促すためには、何度も何度も繰り返し遊ぶ必要があるのです。
何度も何度も繰り返し遊ぶには、子どもがまたやりたい!楽しい!と感じる必要があるのです。
それにピッタリな方法の1つが、
なんと『お手伝い』なのです。
びっくりすると思いますが『お手伝い』はここで言う『遊び』の変わりになるのです。
例えば、
「家族みんなの分のスプーン出して」とお願いすると、「家族は何人だ?スプーンが何本いる?」と頭の中で計算しなくてはいけません。
数を扱う最初の段階です。
洗濯物のタオルを畳む。角と角を合わせないと、綺麗に畳めません。身体の小さな子どもにとっては、全身運動で畳みますよね。頭も使わないと、なかなか真っ直ぐは畳めません。頭で考え、身体を思いどおりに動かす。とても高度な動きです。
最初は全身運動ですが、繰り返しているうちに、動きは少しずつ最小化されていきます。口を出しすぎず、いつ小さな動きになるのか、観察してみてください( *´艸`)
洗濯バサミで靴下を干す。これは、左右の手がそれぞれ違う動きをし、指先の筋力も必要とします。とても難易度の高い動きです。指先の筋力は、スプーンや箸、えんびつなどを上手に持つのに大切になってきます。
花に水やりしたり、お皿を洗ったりするには、手を傾ける角度や力加減をしないと、自分に水がかかります。
日常生活で使う様々な動きは、身体の左右バラバラな動きをしたり、立ったりしゃがんだりしたり、次の手順は何だ?と、身体の使い方を覚えたり、先を見通す力を育むのに、驚くほどピッタリなのです。
親としては、戦力としては程遠い仕事の出来に、仕事量が増えることもありますが、
我が子が必死にお手伝いしてくれていたら、「ありがとう!」と言いやすくなりませんか?
まだまだ小さくたって、誰かの役に立てた!という気持ちは、
やる気の大きな活力となり、「今日もやる!」と繰り返しやりたくなるのです。
あくまでも『遊び』です。
『戦力』となるのは、遠い遠い未来の目標。
いまは、『繰り返し楽しむこと』が目標です。
『役に立ちたい』という気持ちに『ありがとう!』と伝えてあげてくださいね。
『戦力』を求めた瞬間、残念ながら『遊び』ではなくなり、「もうやりたくない」となってしまいます。
『お手伝い』が、楽しいものだと子どもが思えたら、
10年後あたりに、
「グッジョブ!10年前の自分!!」
と、心の底から思えますよ( *´艸`)
気長に楽しみましょ(*^^*)