
愛媛県にある「AIPA(アイパ)」など3社が、牛乳パックなどを再生プラスチックの原料へ!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は牛乳が好きです。コーヒーや紅茶を飲む時に必ず入れます。
(猫舌で熱いものが飲めないので、冷ます意味でと、そのままブラックとか、ストレートが飲めないので、いつもパルスイートも入れて、ミルク⚪︎⚪︎にするために、牛乳を入れています)
ただ、あんまり入れ過ぎると、基礎疾患的に良くないので、基本的に牛乳単体を飲み過ぎない様にしています。
私はよくプラスチックの話題を書きますが、牛乳などの紙パックで、再生プラスチックを作っている都道府県があることを知りました。
牛乳などの紙パック(ラミネート紙)はリサイクルする時に、ラミネート部分のプラスチックを取り除いていますが、環境配慮をして紙パックを全部活かし、再生プラスチック原料にする技術を、紙の一大産地・愛媛県四国中央市にある産官学組織が共同開発しました。2024年度の愛媛県ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業に選出されていて、CO2削減への着実な一歩として注目を集めています。
今回は愛媛県が取り組む、牛乳などの紙パックで再生プラスチックを作る取り組みを発信します。
愛媛県で牛乳の紙パックなどで再生プラスチックを作る、提携企業3社とは?

画像引用・参考:MCP-ミルクカートンパルプ (牛乳パック100%再生パルプ) AIPA
四国中央市にある▽愛媛大学紙産業イノベーションセンター▽愛媛県紙産業技術センター▽古紙再生パルプ製造販売業「AIPA(アイパ)」の3社は、古紙パルプの繊維の機能でプラスチックの強度を増加できる技術を既に開発し、愛媛県新居浜市にある共同実施体の「鈴木樹脂工業」が成形を行っています。
今回、その技術をラミネート紙に応用しました。最初にラミネート紙をそのまま細かく粉砕します。
2番目の工程で、少量の薬剤を加えて加熱することで、プラスチックに馴染みやすく、配合が簡単な「プラスチック添加剤」に再生させることが特徴です。
ここで生まれたプラスチック添加剤は原材料のままパルプがおよそ8割を占めますが、これを別のプラスチック素材と混練機で均一に混ぜ合わせてプラスチックの割合を増やし、再生プラスチック素材として製品化することで、完成します。
現在、飲料などの紙パックは日本では1年間に200万t程度が生産され、およそ80万tは再生紙になると言われています。この場合、素材のおよそ8割を占める紙の部分は再溶解後、トイレットペーパーなどに再生されていますが、およそ2割のラミネート部分(プラスチック)は産業廃棄物として焼却され、CO2の発生源となっています。
参考:牛乳パックを再生プラスチックに ラミネート部分も生かす技術開発 毎日新聞(2025年)
2025年1月15日、アイパは、紙パックをまるごと原料としたプラスチック製カードケースの試作に成功しました。アイパはこの度のビジネスモデルが全県的に浸透した時、1年間でおよそ3万1000tのCO2排出削減に結び付くと試算しています。
再生技術に携わるアイパのマーケティング部課長の男性は、
「一般的なプラスチックに置き換えて色んな製品を生み出すことが可能です。環境に大きく貢献できるビジネスモデルとして育てていきたいです」
と説明しました。
ここまで来たかと、
大変驚いています。
牛乳は子どもの頃から給食などでも出ますし、小さい頃から慣れ親しんだ、身近な飲み物だと思います。
私の家でも、「1番、貴方が消費量多いよ」と家族に言われていて、牛乳が冷蔵庫で切れたら、必ず買って来て、補充します。
牛乳に関しては子どもの頃から慣れ親しんだメーカーがありますが、他のメーカーが値段が高いのか、朝早くに行かないと売り切れている場合が多いです。
売り切れている時は違うメーカーを買ったり、場合によっては他のメーカーすら売り切れで、その場合、次の日に朝から買いに行くなど、私の家にとって、牛乳は食卓を彩る、欠かせない1つの飲み物と言えます。
牛乳を飲むことが当たり前に育った私にとって、牛乳を再利用するために紙パックはリサイクルに回収日に出しますが、それから再生プラスチックとして、違うアイテムに生まれ変わっていることには、非常に驚きと感動を覚えました。
愛媛県の取り組みに関しても、限りある資源を有効に活かすという、心意気を感じました。
本当に世の中、必要のないものはないんだと、感じた瞬間でした。
これからも、牛乳などの紙パックで、これまでとは違う、付加価値を持った、アイテムを生み出し続けて頂きたいですね。
