2/12。自分に無いものなんて、何一つないんだよ。
5:30起床。
天気は晴れ。
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……。
……。
……。
「おいで」
そっちには、何があるの?
こっちには、何もないの?
……。
……。
……。
「おいで」
こっちにも、何かはあるけど。
そっちにも、何かがあるんだ。
今、行くよ。
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僕は、知足が好きだ。
知足 (読み)チソク
《「老子」33章の「足るを知る者は富む」から》みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。分相応のところで満足すること。
――コトバンク(デジタル大辞泉)より引用
「みずからの分をわきまえ」ているのかは、わからないけど、僕は、今あるもので、充分に満足している。「今あるもの」って何なの、って訊かれれば……そうだね……最初に思い付くのは、パートナーのことかな。
僕は、パートナーに対して、「ああしてよ」とか「こうしてよ」とか、不満に思ったことはない。まあ、何かしら気になってしまうことは、時々あるけど、それは、話し合って解決するようにしている。そうじゃなくて、僕がいいたいのは、パートナーは、今のままでいいんだよ、ってこと。
(本当に、時々だけど)外野から、パートナーに対して何やかんやいわれることがある。例えば、ほぼ毎日、パートナーの帰りが遅いこと。なぜかそれを、欠点として見る人が、ちらほらいる。僕は、欠点と思ったことはないし、これっぽちも気にしていないのに。
パートナーの帰りが遅いのは、しょうがないことだ。だって、パートナーの職場は、県外にあるからね。片道1時間以上かかるんだから、帰りが遅くなるのは、当たり前だ。パートナーはよく、「なるべく、早く帰るから」といってくれるけど、僕としては、休憩を挟んでいいから、安全に帰ってきてほしい。
外野から何やかんやいわれるのは、僕だけじゃない。パートナーだって、僕について、何やかんやいわれることがある(らしい)。でも、パートナーも僕と同じように、不平不満を漏らしたことはない。こんな僕に対して、不平も不満も無いんだ……。僕は、いつもびっくりしているけど、パートナーも、いつも同じことをいっている。「そのままの××さんが、好きなんだもの」。
知足。今あるもので、満足すること。それ以上は、求めないこと。……それ以上って、何なんだろうね? パートナーがそばにいてくれることに、それ以上も以下もないよ。だから、僕は知足が好きだ。今の僕にぴったりの、このことばが好きだ。
「知足」の考え方を知るきっかけになった漫画。
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「僕だけが、鳴いている」
これは、僕とドッペルさんの話。もしくは、何か(を生む/が死ぬ)話。
連載中。