きっとなにかが、変わったはずだから
こんにちは、愛音です
平年より暖かい日が続いていますが
うん…この時期はたしかに来ました
母を亡くしたのは14年前になります
12月、普段どおりわんこと留守番していて玄関があきました
仕事に出ていた祖母が帰宅
「おばあちゃん、おかえり。早かったねー」
「あーちゃん!上着持って!病院行くよ!」
これだけで何が起きたのか、多分私も分かったんでしょう
わんこを部屋に残してコートを掴んで外で待ってたタクシーに乗り込みました
記憶はここから母の病室まで飛びます
眠ってる母へ「お母さん!いっちゃヤダ!!」と必死で手を握り泣きそうな私
家族、親戚は静かに回復を祈ってました
翌日の朝、母は天国へ逝きました
私はもう泣きわめくこともなく
病室から待合室へ移動すると精神科へ連絡を入れました
「愛音です。母が亡くなりました。私は大丈夫です」
受付の方がすぐに主治医へ繋いでくれて
もう一度同じことを繰り返し伝えました
「愛音です。母が亡くなりました。私は大丈夫です」
主治医はなにか言ってましたが覚えていません
電話を着ると祖母にお金を頂戴、と頼みました
お腹が空き売店でおにぎり2個を買って待合室で食べました
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冬になるこの時期、毎年、毎年心が崩れます
空気が冷たくなるこの時期はダメなんです
12月の朝、母と別れたこの日が通り過ぎるまで
心は14年前に戻ってしまうような感覚
無理する必要はないけれど
なるべく私は私でいたいです
悲しくて、辛い、
そこで止まりたくない
悲しくて、辛い、
だけど…
少しだけ頑張りたい
少しだけ笑っていたい
少しだけ信じていたい
私という人間が歩んできたあの日からの14年分
きっとなにかが、変わったはずだから
*愛音*
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