またね、大好きな人
こんにちは、愛音です
今日は雨、
ワンコが空へ引っ越しした日は晴れていました
私はその日B型でいつものようにパンを作ってて
帰りのバスを友人と待っていたら兄からLINEが
ずっと調子の悪かったワンコ
病院では手術したら麻酔に負けてそのまま亡くなる可能性があると言われ、父と私は手術は選べませんでした
家族と離れた手術室で1人で亡くなるなんて可哀想
飼い主のエゴですが、父も私も同じ気持ちでした
兄からのLINEに私はこう返しました
バス停では涙は流れませんでした
泣く気配もなくて、友人と普段通り帰りました
しかし家につき父が動かなくなったワンコを抱いているのを見た瞬間、私は号泣しました
ずっと一緒だった
寂しいとき側にいてくれた
悲しいときペロペロしてくれた
普段は素っ気ない関係だったけど、大好き
なんで逝ったの!?なんで!?
私が泣き止むと父がワンコの最期の様子を教えてくれました
父に抱かれ外をずっと見ていたから2人で外に出ると
空に向かって【ワン!!】と大きく大きく叫んだそうです
ずっと元気になかったワンコの大きな声に驚きつつ
これは……と感じたそうです
叫んだあとに【フゥ……】と溜め息をつき、空へ逝きました
大好きな父に抱っこされて、空へ逝けたのは幸せだったかな
1人で寂しくじゃなくて、父の温もりに守られて、母の持っている空に居場所をお引っ越しした
今日はちょっと気持ちが落ちていますが、あんまり落ちるとワンコに叱られますから
【もう!なにやってんのよ!愛音にはまだまだ明日があるでしょ!私のことで落ち込んだなんて許さないわよ!?】
はい、そのとおりです、ごめんね落ちてて
私にはまだまだ明日があるし明後日もある
少し立ち止まったらまた前へと歩くからね
*愛音*
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