比べるよりも幸せなこと
こんにちは、愛音です
まだまだ気温の高い日は続いていますが、
日が暮れるのが早くなったり、
セミの大合唱の代わりに鈴虫が鳴いたり、
季節はゆっくりと秋へと移り変わっています
ゆっくり、
これは私の中にある大切な言葉です
遡ること15歳
早く元気にならないと
早く薬減らさないと
早く普通に戻らないと
早く、早く、早く…!!!
ただでさえ苦しいのに追い込む形で
早く、と自分へプレッシャーをかけていました
自分だけなにも出来ない、
自分だけ学校に行けない、
自分だけ周りとは全然違う、
そのことに強い焦りと、劣等感を感じていたのです
当時は本気で悩んでいました
本気で苦しんでいました
でも家族は誰一人、早くしなさい
なんて言葉はかけてきませんでした
「愛音のペースで」
「今はゆっくり」
「大丈夫、焦らなかったら追いつくよ」
これらの言葉も耳に入れないくらいでした
がむしゃらに戻る!早く元通りにする!!
結果をお伝えすると…
今も元通り、なのか分かりません
毎月精神科に通っているし、
薬も飲まない日はないし、
同世代とは全然違う生活です、
だけどね、私は今が幸せ
確かに同世代は働いて、親にもなってて、
自立しています
私は働いていないで、パートナーもいなく、
父に頼って生きている、
そこを惨めに感じたり、後ろめたさはもうない
だって生きているから
自分の歩んでいるこの道、
この道を歩める自分の強さに気づいています
だから私は同世代と比較して惨めだと思わない
私ほど強くてしぶとい人生歩んだ人出てこい!!
そんな気持ちにもなります
愛音ほど強い人いないよ
自分が歩いてきた道の凄さをもっと知るべき
家族は今もこう言ってくれます
就労移行のスタッフも私の話を聞いてくれると
「愛音さんの強さの秘密が分かった気がします」
そう言ってくれました
早く元通りにならなきゃ!
ううん、元通りなんて望んでないの
早く、とも思ってないよ
私は私のペースで幸せを掴むの
周りと比較して落ち込むこともない
だって周りは周り、私は私だもの
あの暑い毎日だって今では風が変わってきた
このままずっと真夏!?
そう思ったのに秋は少しずつやってきたでしょ?
焦 ら な い
早くがベストとは限らないよ
自分の心と対話してベストを探そう
大丈夫、あなたの時計の針はあなたのものだよ
*愛音*