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いつかそのうち

こんにちは、愛音です

過去に1人で生きてやる、と人生を投げていました
同級生の行動から心が壊れ始めた私にとって
徐々に、そして確実に、人を受け入れられなくなりました

そして仲の良い友達ともメールをしなくなり
家族とも会話をしない日が多くなり
診察はメモを渡して質問に対しては
首を縦か横に振ることで答えてました

人が心を閉ざすのに難しい理屈はいらない
たった一言【みんな敵
この言葉で私は心を固く閉ざしました

ただ家族も主治医も
想像を超えるほど忍耐強い人達でした

こちらは心を固く閉ざしているのに
側からいなくならず、
普通に声をかけてきて、
少しでも声を出して返事をすれば
喜んでいた様子も覚えています

父も母も兄も祖父母も、そして主治医も
なぜあんなに忍耐強く私と接してくれたのか
父に質問するとケロッとこう答えました
娘だからだよ
親が諦めてどうするのさ?

諦めない、焦らずいつかそのうち、
父はそんな気持ちでいてくれたそうです
また私が笑ったり、一緒に話したり、
一緒にご飯を食べたり、
その日を諦めずに目標にしていてくれていた

時間はかかりました
いや、かけすぎました
明日、明後日、来週、
そんな可愛い数字ではなく年単位でした

今では人と話すことも、聞くことも好き
父とはどうでもいい話を毎日しています
ご飯食べながら話すことも
笑顔で話すこともしています
そして家族以外、就労移行のスタッフとも
会話を楽しんでいます

父にしてみれば「ようやく来た日
が今なのかもしれません

いつかそのうち、また愛音は話す
いつかそのうち、また愛音は笑ってくれる

父の忍耐強さには敵いませんね
ここまで信じてもらえることを
当たり前と思ってはいけない
感謝しながら日々生活します

人と関わり生きること、
それを幸せという表現に今ならできます
ありがとう、お父さん
そしてこれからも、よろしくね

*愛音*

2024/09/26
叶わない夢はない
私が諦めない限り
それは叶う

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愛音
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