ココナッツオイルと地球環境
はとむぎの杜(もり)マルシェにて
食育講演会「ココナッツオイル」ココウェル水井社長 (2024年10月6日)
健康のために何を食べたらいい、何は良くないという情報に溢れている。オイルに関しても同様に。どのオイルが自分にはいいのか?なんとなくだったのがよくわかって確信が持てたような気がしている。
ココナッツオイルの酸化安定性のグラフを見ると圧倒的だった。どれほどオメガ3の摂取を意識するよりも、油で気をつけたいのは何より酸化だなと思った。酸化はからだのサビ。老化の原因であるわけだけども、いわゆる酸化は、日常的な光(照明も)酸素、そして加熱で起こるけれども、エゴマ油、アマニ油などは特に扱いにかなり気をつけないといけなさそう。家にあるあれはもうダメってことだな...
もうひとつ、健康に気を使う方ならご存知の「MTC(中鎖脂肪酸)」が、糖が切れた時にブドウ糖に変わるエネルギー源となるケトン体になって、ダイエット(脂肪を燃やしてエネルギーにするから)抗酸化作用(ガン)長生き遺伝子(サーチュイン)を活性化、若返りのミトコンドリアが増えて細胞レベルで代謝の要となり、脳のエネルギーにも利用されるので、脳を元気に(学力アップ、認知症予防)するのだとか。
以前、森の案内人の三浦さんの森のツアーで「林」というのは、同じもの木ばかりを植えたところをいうそうで、どうしても土地が弱りやすいと聞いたことがある。
食用オイルも同様に、世界で一番使われているパーム油がとれるアブラヤシは、それだけを植える(モノカルチャー)ため、2回転くらいしたら土地が痩せてしまうんだそう。その点ココナッツオイルの木となるココヤシは高さ30mほどあり、木の間にいろんな他の植物が植る(アグロフォレストリー)ことで、土地が豊かになる。目の前にあるものから、そういうところまで思いを馳せて、ものを選べる確かな目を持ちたいと思う。
ココナッツオイルは独特の風味があって苦手という方、私もグリーンカレーとか以外に使うのは難しいなと思っていたらなんと無臭のココナッツオイルがあってこれは便利で普段使いが可。無臭にするための香りのろ過には、ココヤシが使われていているそう。製法過程にもこだわり、環境だけでなく商品にもできるだけ負荷をかけないようされていることも注目したい。
https://www.cocowell.co.jp/company/product_food
まずは、酸化したオイルをなんとかしたいなと思って、炒め物とか揚げ物の油を変えていくのがよさそう。焼き菓子とかパンとか保存するようなものね。それと、MTCオイル興味あったので購入し、さっそく摂り入れてます。
\お知らせ/
講演会のアーカイブ配信です
(期間限定)
前半
https://youtu.be/X3TxxD9IfVQ?si=mZaDoy1m4kdnY3yk
後半
https://youtu.be/1SnIFyDYDJs?si=ejWAcu0-BHzAgINH
音声が聞き取りつらい場合は字幕を通してご覧ください