
★新企画★アマチュア作家の公開小説作り3 プロットが完成!
久々の新企画報告です。
アマチュア作家、柿崎まつるさんのプロを目指す公開小説作りの続きです。
初めての方は、1と2を見てから読んでくださいね。
プロット作りでつまづき、二転三転して
最初の設定に戻った私たちですが……。
まずは世界観をしっかりと作ることにしました。
オメガバース設定が取ってつけたような感じに見えないように、
世界観の中に、設定をしっかりと溶け込ませるように作り込む、
ということに取り組みました。
ヒロインの姫がオメガなら、アルファにとって
喉から手が出るほど欲しい存在、ただそこにいるだけで
性欲を刺激してしまう存在にならないといけないですよね。
そんなわけで、まずはプロットではなく、
オメガバースの世界観やキャラクターについて、
その関係性などを箇条書きで書いてもらいました。
世界観を再構築していくにあたって、
キャラクターも少し変わってきました。
自分が目指しているもの、描き出したい世界観にマッチしたキャラクターに
変更していきます。
それによってヒーローの属性や設定が変わったりしました。
これはプロットの前段階でないと難しいので、
やはり最初に世界観とキャラクターをしっかり融合させる、
という作業は大事になってきます。
柿崎 「ヒーロー二人は、コンプレックスや二人の因縁について
もっと練ります。
オメガバースは細かいところを自由にカスタマイズできるし、
すでに決まっているイベントを踏めばよいので
とても使いやすい設定だと感動しました!」
あいこ 「そうですか、そう感じられればこっちのものですね。
『30歳までに運命の相手と番にならないと死んでしまう』
という設定が、究極の制限をもたらすので
すごく面白いと思いました。
あと、個人的にヒーローの『精神的に病みかけている』
という部分がなんか刺さりました」
というわけで、世界観とキャラの設定が完了。
そこからプロットに起こしていきます。
あいこ 「オメガのヒロインは無自覚に周囲を魅了してしまう、
という点がオメガバース特有の魅力なので、
ぜひ存分に入れてくださいね。
あと、柿崎さんは要素盛り込みすぎな傾向があるので、
気を付けてくださいね」
柿崎 「はい。なるべく、単純な展開になるように頑張ってみます!」
やはりプロットはすごく大事なんですよね。
プロ作家で、プロットなしで書いちゃいました~というのは
あまりないと前にも話しましたが、
プロットの段階であんまり面白くないけど、原稿が上がってみたらめっちゃ面白かったということは、まずありえないです。
一方で、プロットはすごく面白かったのに、
上がってみたらなんか違った、ということはままありますが。
でも光る作品というのは、実はプロットの段階でその輝きがわかります。
「これ読んでみたい!」そう思わせるなにか、
惹きつけるなにかがあるわけです。
プロットが上がってきたら、それをブラッシュアップしていきます。
私が今行っているサービスでも「プロットのブラッシュアップ」サービスというのがありますが、これはプロット段階で疑問点や問題点を指摘し、読者受けしなそうなところを一緒に修正していくサービスになります。
まだ作品の公開をしていないので、あまり内容について細かく話せないのですが、一つだけ具体的な修正を見せますと。
あいこ 「ヒロインの両親が亡くなった原因、経緯がわかりづらく、
少々わざとらしく感じてしまいました。
もう少しわかりやすく、納得しやすい事件になるといいですね」
柿崎 「暫定的に、ヒーローの国の合同の催しに招待された両親が
途中で事故死したに変更します。
とにかくヒーローに自責の念を抱かせたいです。
前案はご指摘の通りとってつけた感がありまして、
私も気になっていました。
もっと自然な出来事が浮かぶまで考えますね」
……というわけで、プロットのブラッシュアップをして
何とか完成までこぎつけました。
みなさんも、プロットの前に世界観とキャラの構築を
しっかりやっていますか?
特に異世界ファンタジーはきちんとした世界観の構築が必須ですよ。
次はいよいよ執筆です。
柿崎さん、がんばってくださいね~!
というわけで、次につづきます。
★プロットのブラッシュアップサービス、
そして小説の講評サービス、作家としての個性発掘サービス、
担当編集サービスなどなど、いろいろやっております。
気になる方はこちら ↓
いいなと思ったら応援しよう!
