自己紹介(4)〜私なりの発達障害
はじめに
まずは先日のつぶやきからおさらいです。
まず最初におことわりしておきますが、私の正式な診断名は『不安障害』、一般的にうつ病です。
で、その根っこにあたる疾患のひとつに発達障害があるとかかりつけ医との共通の認識です。
私にとっての発達障害の認識
私が『発達障害』という言葉を初めて知ったのは、当時通っていた横浜市の生活支援センターで行われていたうつ病当事者の会の参加者の話からでした。
その当事者の家族が発達障害だったそうで、その当事者は(その家族の)愚痴ばかり話してくるので、「(発達障害は)面倒くさい病気だなぁ」という第一印象が私の脳内に刻み込まれてしまったのです。
のちのち発達障害が私がうつ病になる以前の自分自身であったと認識した時はそりゃあとんでもない自己嫌悪に陥りました。
それからEテレ等のメディアで発達障害はどういうものか?とか民放のワイドショー等で『片づけられない症候群(当時は「片づけられない女」とか言われていましたけれども、性差別と誤解されかねないので言い換えています)』で話題になったりして私の誤った印象をアップデートしていくのですが、どうも当時のメディア(特に民放)は面白おかしく報じていることが多く、あるタレントが部屋を片づけられず汚部屋状態になっていることを晒しているという印象でした。
今でこそここnoteをはじめ当事者の記事やネットやメディアで正しい情報を得られるようになりましたが、ほんの数年前までは誤った情報によって面白おかしく扱われていたと思います。
私にとっての発達障害の症状
ひとくちに発達障害と言ってもその疾患の程度は様々で、健常者と見た目が変わらない軽度のものから一日中看護を要する重度のものまで様々です。
そこで、ここでは私自身に思い当たる症状について綴っていきたいと思います。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)
ネットで検索すると適切な日本語訳がなく、一般的に「繊細さん」と言われ、極めて感受性の高い人達を指す心理学上の概念ですが、このこと自体が医学上確立された概念ではありません。ひらたく言えば良かれ悪かれ様々な環境の影響を受けやすいと言われてますが、病気として確立されてはいません。
ここから書くことはあくまで私自身の個人的な意見であって学術的に確立されたものではないことをお断りしておきますけれども、感受性が高い…すなわち外界の刺激に敏感だったり、それがノイズ(雑音)に対して抵抗力が弱かったりするわけです。
ASD(自閉症スペクトラム障害)
かつては「自閉症」や「アスペルガー障害」と言われていましたけれども、現在では発達障害の中で存在する診断基準としては「社会的コミュニケーションの障害」と「限定された興味」の2つを満たすと定められています。中にはてんかんや知的障害を併発するケースもありますが、健常者とほぼ変わらない場合もあります。
ここから書くことはあくまで私自身の個人的な意見であって学術的に確立されたものではないことをお断りしておきますけれども、俗的な言葉で言う「こだわり」がとても強いがゆえに社会に対して適応しづらい(社会不適合)と思います。
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今回は、私自身における発達障害の認識ならびに思い当たる症状について紹介しました。