マガジンのカバー画像

30代実家暮らし、働かず家にいる男の日記(あぎるnote)

著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)、文学、美術、ジェンダー、語学 などに関…
月に4記事以上投稿しています。1記事の文字数は1000~1500字ぐらい。社会に適応できない人間の…
¥500 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#街歩き

夜の街を歩き回る 2024年10月【3】

ここ数日、よく出歩いている。暑くて出かけられない季節が終わったからだ。ただしすべて夜。日中はまだ暑い。 池袋池袋駅からサンシャインシティまで歩く。スペイン階段をのぼり、広場の腰かけに座って休む。帰りは東池袋駅から乗車して帰った。 新宿・新大久保西武新宿駅から新宿駅南口まで歩く。そこで急に新大久保に行きたくなり、山手線で移動。初めから新大久保に行くつもりだったら、西武新宿駅から歩いただろう。風の向くままの散策なのでこうなった。 多くの店はもう閉まっていたが、看板を見て歩く

主張を恐れる国 2024年7月【1】

また新宿を訪れた。先日は南側を歩いたので、今日は北側を歩く。 シネシティ広場の階段に腰を下ろし、人々が行き交うのを眺めようと考えた。しかしこの日は階段も広場も立入禁止。イベント会場の設営をしている様子もない。なぜなのか理由を書いてほしい。理由のわからない禁止というのは嫌なものだ。 ふと、昔聞いた架空の国の話を思い出した。名前を忘れてしまったので、A国としておく。 A国の街には、不思議な空間が多い。5mの歩道のうち4mは立入禁止だし、公園の5分の4は立入禁止なのだ。理由は

玉川上水とその周辺の旅 2024年5月【3】

5月18日無職なのに、人の多い土日に出かける必要はない。でも天気や体調がいいと出かけたくなる。というわけで行き先も決めずに外に出た。 近所はつまらない。車は持っていない。となると電車移動になる。まず自宅最寄り駅である西武新宿線・新所沢駅に行く。ここで最初の選択。上り電車に乗るか、下り電車に乗るか。上りは西武新宿行きで、下りは本川越行きだ。 基本的に上りを選択する。下りは5駅・17分で終点に着いてしまうからだ。通る自治体は狭山市と川越市のみ。上り電車のほうがずっと選択肢が多

東京多摩地域の西側をブラブラ 2024年5月【2】

本記事で取り上げる市町村立川市、武蔵村山市、西東京市、昭島市、福生市、あきる野市、日の出町 用もなくイオンモールむさし村山4月13日夕方。西武拝島線・武蔵砂川駅(立川市)で下車。拝島は「はいじま」と読む。自転車を借りて、イオンモールむさし村山(武蔵村山市)へ。だいたい3kmなので、10分強で着く。 残堀川(ざんぼりがわ)沿いの道を行く。ほぼ直進で、ほぼ信号がない。風景はつまらないが乗りやすい。買い物はしない。私は用もなくショッピングモールをぶらつくのが好きなのだ。 田無

愛すべき東京都府中市 2024年5月【1】

4月14日夜8時40分頃、国分寺駅前で自転車を借り、府中駅に向かう。 距離は3kmちょっと。国分寺駅の南には国分寺崖線(がいせん)という崖(がけ)がある。府中駅に向かう際には下り坂になる。 私がいつも利用している自転車は「ハローサイクリング」。電動アシスト自転車なので、起伏は苦にならない。 夜9時過ぎ、府中駅前に到着。25分ぐらいかかった(途中で迷ったり休んだりした)。 多くの商業施設は既に閉店している。買い物をしに来たわけではないので構わない。ケヤキ並木を歩く。大國

芸術は身近にある 東京・上野公園

去る11月28日、上野公園を訪れた。小春日和で快晴。イチョウの葉が黄色に染まって美しかった。 広場でフォルクローレの奏者が演奏していた。心にしみたので、投げ銭。 黒田記念館に向かう途中で渋い洋館が目に入る。旧東京音楽学校奏楽堂だ。音楽の素養がないため展示物には惹かれなかったが、建築や音楽ホールは味があってよかった。 入館料は300円。日本最古の洋式音楽ホールを有する建造物で、国の重要文化財だそうだが、サラッと見るだけなら10分で終わる。何時間でもいられる美術館や博物館が

東京通勤圏の感覚 2023年11月【4】

なぜ都心ではなく郊外に住むのか【前回記事】 ほし氏さんと入った喫茶店で、私は自分が住む街・所沢(埼玉県)の話をした。電車で池袋まで約20分、新宿まで約30分でアクセスできる。浅草にだって1時間程度で来られる。私は交通至便の恵まれた街に住んでいると。 しかしほし氏さんは、1時間というのは結構遠いんじゃないかという反応。私はここで、東京通勤圏に住む人特有の感覚について考えた。 彼らは長時間電車に揺られて東京に行くことに慣れている。早い人は子供の頃から、毎日東京に通い出す。地

夜の浅草探訪記 2023年11月【3】

11月3日、福島に住むほし氏さんが東京にやってきて、オフ会を開いた。私は19時頃から参加する予定だった。しかし間に合わず、20時に合流することになった。 上野駅で待ち合わせた。他の仲間は近くのお店で飲んでいるという。彼らと合流するか、それともふたりで浅草を散策するか。どちらがいいかと聞かれて、私は後者を選んだ。東京メトロ銀座線で浅草に移動した。 上野駅の銀座線ホームはとても暑かった。排熱がうまくいっていないようだ。1分以内に具合が悪くなった。 浅草には過去に何度か来てい

アクティブニートの日々(10月編) 2023年10月【6】

無職で時間がたっぷりあるので、あちこちブラブラしている。前回9月編を書いた。 今回は10月編。9月下旬から10月上旬は自宅周辺で静かに過ごした。 10月10日 QBハウスで髪を切った。胸まであった髪が鎖骨ぐらいになった。軽くて楽だが、少し寂しい。切る前はよく2つ縛りにして胸の前で垂らしていたのだが、鎖骨程度の長さだとうまく決まらない。 10月12日 ひばりヶ丘パルコ(東京都西東京市)へ。 私の家の近所にある新所沢パルコが、来年2月に閉店する。そうなると、最寄りのパルコ

カオスな新宿 2023年9月【4】

9月のとある休日、電車で新宿に向かった。6時30分過ぎ、西武新宿駅に到着。既に痛いほど強い日が差している。都会の真ん中だが、祝日のこの時間となると、人はまばらだ。 ノースリーブのワンピースを着た女性とすれ違う。丈が下着のように短い。水商売の方なのだろう。仕事を終えて帰るところなのかもしれない。そのままの格好で出歩いているのが歌舞伎町らしい。 東急歌舞伎町タワーの2階のトイレに向かう。物議を醸したジェンダーレストイレは、今は男女に分かれている。「だれでもトイレ」から女性の喘

街歩きを再開した(東京・埼玉) 2023年9月【1】

3年間、遠出を控えた2020年3月から2023年4月まで、遠出を控えていた。実に3年に渡る。電車やバスに乗るのは通院時のみ。あとは数kmの範囲を自転車で移動するだけだった。 コロナを恐れてのことだが、外出を控えているうちに習慣になってしまったところもある。つまり近所でダラダラ過ごしていたら3年たっていた。 2023年3月あたりから、社会の様々な場面において、制限が緩和され始めた。それによって、出かけたい気持ちが高まっていった。 そして5月から遠出を再開した。遠出と言って

16歳 一人旅の思い出(盛岡編) 2022年5月7日~10日

【5月7日】 昔から旅行記を読むのが好きだ。テレビの旅番組やネットの旅行動画も好んで観ている。でも自分が旅をすることは、あまり好きではない。自宅以外で寝るのが嫌なので、日帰りで済むところにしか行かない。 泊まりの旅行をしたのは、たった一度だけ。今回はそれについて書く。 【5月8日】 高校1年の夏休み(2001年)にアルバイトをしてお金を貯め、2泊3日の旅行に出かけた。行き先は盛岡。小学6年の頃に住んでいた街で、久しぶりに訪ねたくなったのだった。 早朝に出発。西武新宿線に

古い建物を壊してタワーマンションを建てる街 2022年5月1日~6日

【5月1日】 6月のある深夜、自転車に乗って所沢駅方面へ。再開発がどれだけ進んだか知りたくて向かった。後で確かめたところ、およそ1年ぶりの訪問だったようだ。 ファルマン通り交差点。1年前とあまり変わっていないように見えた。 タワーマンション(写真左)は完成したようだ。敷地内に自由に通行できる通路ができていた。腰掛けも設置されていた。 マンションというものは、基本的にそこに住む人以外にメリットがない。だから共用通路や腰掛けの設置には好感が持てる。 現在、ファルマン通り交

池袋はちょうどいい 2022年4月8日~10日

【4月8日】 ここ2年ほど、遠出しなくなった。そのせいか、遠出していた頃を懐かしむことが増えた。 池袋という街は、身近な都会のひとつだ。自宅の最寄駅から電車に乗って30分ぐらい。大学時代はここで乗り換えをしていた。ジュンク堂やリブロ(2015年閉店)といった大型書店にはしばしば足を運んでいた。 用もなくサンシャイン60通りを歩いた。アニメイトをはじめ、アニメ関連のお店にはよく立ち寄った。 そしてサンシャインシティに向かう。いつも東急ハンズ(2021年閉店)から地下に降り