東京多摩地域の西側をブラブラ 2024年5月【2】
本記事で取り上げる市町村
立川市、武蔵村山市、西東京市、昭島市、福生市、あきる野市、日の出町
用もなくイオンモールむさし村山
4月13日夕方。西武拝島線・武蔵砂川駅(立川市)で下車。拝島は「はいじま」と読む。自転車を借りて、イオンモールむさし村山(武蔵村山市)へ。だいたい3kmなので、10分強で着く。
残堀川(ざんぼりがわ)沿いの道を行く。ほぼ直進で、ほぼ信号がない。風景はつまらないが乗りやすい。買い物はしない。私は用もなくショッピングモールをぶらつくのが好きなのだ。
田無駅前の光と闇
4月30日夜、西武新宿線・田無駅(西東京市)へ。田無は「たなし」と読む。駅前の商業施設「リヴィン」をうろつく。例によって何も買わない。すいていた。
駅前の商業エリアは広くない。すぐに住宅街になる。住宅街というものは薄暗い。ここに問題がある。盛り場のガラの悪い人たちが、路地で喫煙しているのだ。短時間で2〜3度すれ違った。
私は路上喫煙を見つけ次第、顔を背けて息を止める。道を変えることもある。しかしここの住宅街は暗く、彼らを事前に見つけることができなかった。おかげで、気付かずに思いきり煙を吸ってしまった。
この街の住宅街が特別に暗いというわけはない。商業エリアと生活エリアの緩衝地帯がないのだ。つまりメインの道路から路地に入ると、一気に光の世界から闇の世界になる。だから住宅街がやけに暗く感じるのだ。
どこか観光しようと思い、スマホでGoogleマップを開く。田無神社というのが目に入った。距離は500mぐらい。すぐそばだ。しかし道がゴチャゴチャしてわかりにくく、周囲をだいぶさまよった。
ちょうどいい規模のモリタウン
5月2日夜、昭島駅前のモリタウン(昭島市)へ。昭島は「あきしま」と読む。2階建てのショッピングモール。大した規模ではないが、そこに心地良さを感じる。街と施設の境界が曖昧で、気付くと足を踏み入れている。周囲とうまく溶け合っている。
夜9時で閉店。しかしイトーヨーカドーは10時まで営業している。出入り口付近の休憩所で水分補給。こういう空間が設けられていることも、私には嬉しい。
期待はずれの福生ベースサイドストリート
拝島駅(昭島市)に戻り、自転車を借りる(私の記事ではおなじみの「ハローサイクリング」)。そこから米軍横田基地の向かいにあるベースサイドストリート(福生市)へ。福生は「ふっさ」と読む。
アメリカ風のお店が連なる商店街らしいのだが、行けども行けども見つからない。ようやくあったかと思えばすぐ途切れる。結局、3km弱の間に、それらしき店は数えるほどだった。
ネットで訪問者の感想を見ると評判がいい。昼間に訪れるとまた違うのだろう。店の空いていない時間帯に通っても、面白いことはない。
それにしても寒かった。日中は夏日だったのに、夜は10度ぐらいまで冷え込んだ。薄手のジャンパーを羽織ったのだが、それでも追いつかない。歯をガタガタさせながら自転車を漕いだ。
東福生駅(福生市)近くのポートに駐輪しようとしたら、空きがない。つまり満車ということ。空いているポートを求めて、福生駅(福生市)まで1キロほど移動することになった。寒くて凍えそうなのに、更に移動を強いられて、地獄のようだった。もはや観光気分など微塵もない。
しかも福生駅に着いても駐輪場を見つけらず、しばらくウロウロ。結局地下にあるということがわかった。ようやく駐輪できたと思ったら、何度もエラーが出て返却できない。踏んだり蹴ったり。泣きっ面に蜂。
通信の不具合かと考え、地上に出て操作したがダメ。カギをもう一度開けて、それから閉めてみる。ようやく成功。後輪に装着しているカバーとカギがぶつかっていて、きちんと施錠できていなかったようだ。
スマホで終電の検索をすると、何と5分後。小走りで駅に向かい、何とか乗ることができた。
閉店後のイオンモール日の出へ
5月4日、JR五日市線・武蔵引田駅(あきる野市)で下車。「むさしひきだ」と読む。
降りた瞬間にひんやりとした空気と、土のにおいを感じた。それにしても、この駅周の辺は畑だらけだ。近隣の駅前はどこも宅地化されているのに、ここだけは開発されない。
上記の写真を見てほしい。奥に見える光が武蔵引田駅。そこに至るまでに何もないのがわかるだろう。
しかしそんな風景も、変わろうとしている。ついに開発が始まったのだ。見渡す限り土だらけの景色を楽しめるのも今のうち。
……と思っていたのだが、調べてみたらそれは北口だけの話。南口は今後も畑のままのようだ。
***
駅からイオンモール日の出(日の出町)までは700~800m。大した距離ではないが、都道に出るまでの400~500mが暗くて怖い。
到着したのは22時前。閉店時間を過ぎているが、スーパーと映画館だけは営業中。そのあたりをぶらつく。
22時54分発の拝島行きが、私にとっての終電。決して逃さないように注意した。22時40分には駅に着いたが、周囲にコンビニすらない。待合室もない。ただホームのベンチで待つしかない。夏や冬には難儀することだろう。
拝島から武蔵五日市方面の電車は、20~30分に1本しかない。降りると一面、畑だらけ。夜は暗くて、空気はひんやり、土のにおいがする。とんでもない田舎に来たような気になるが、決して人里離れた土地ではないのが面白い。新宿から約40km、1時間程度でアクセスできる。
愛すべき府中
前回投稿した府中の記事は、元々今回の記事の一部だった(府中市も多摩地域にある)。府中だけでひとつの記事として成り立つ分量になったので、独立させた。
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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…
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