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【真面目なエッセイ】ライター栗秋美穂

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日常のエッセイ、息子との関わりなど。 割と真面目に。。。でもユーモアは忘れずに
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紫陽花の彼女【M・Tさんへ】

紫陽花の彼女【M・Tさんへ】

拝啓
今年も紫陽花の季節がやってきましたね。
今日は、あなたが多分知らない「紫陽花の秘密」と感謝を伝えたくてお手紙を書きしました。

2022年の初夏、当時小学校3年生の息子は、私と二人で歩いていた通学途中に紫陽花を見つけ「あれ?カタツムリがいる」と驚きました。
私は「当たり前よ。カタツムリと言えば紫陽花でしょう?」とため息をつきました。

なぜなら、息子のこういう突発的な発言は、学校の担任の先

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森は生きている、そして呼吸している

森は生きている、そして呼吸している

裸足とは素足のこと。「素」とは「素顔」という言葉にも使える。
つまり足に何も付けない状態のこと。私は先日、清里の森を素足で歩いた。
「地に足をつけて歩く」とはことのことか。
足の指先とかかとを使って、力加減を工夫する。
地面から出た根っこを、時に竹踏みのようにして土踏まずを刺激するのが気持ちいい。
そんな凸凹の道を上半身のバランスを取って歩く。
地に足をつけて歩く、の意味を調べると「行動や気持ちな

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子どもの目線だからSDGS

子どもの目線だからSDGS

#未来のためにできること

ムクロジと言う樹木をご存知ですか。夏頃、新芽が出て、季節遅れの春を連れて来てくれる樹木です。
漢字にすると「無患子」子供が患わ無い、という縁起の良い樹とされています。
この実がとても特徴あって、コロンとしたポットのようで可愛いんです。

周囲は硬い果皮で覆われ、中には数珠玉にもなる黒い種子が入っています。こちらもとても硬いです。

学校帰りにポケットをパンパンにして、「

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君は野に咲く花でいい。

君は野に咲く花でいい。

我が家の一人息子(現在小学校5年生)は、ユニークな子供だ。
皆がゲームやテレビ、スマホに夢中な中、彼の興味は山登り、生き物、植物など。
毎朝、生き物達の世話に忙しく5時半起きも厭わない。
そんな息子は当然、同級生と話が合わず、「キショい、キモい」と言われることもある。帰宅すると疲れ切って泣き続けたり、発熱したり、親としてこのまま登校させるのが良いのか、夫と毎晩、迷い、話し合う日々だった。

だが

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【フレッシュグッディ!】

【フレッシュグッディ!】

#自分で選んでよかったこと

「15分で出すよ!!オペ室移動!」
「な、なにそれ!?」
前夜からの陣痛促進、子宮口の開かない痛み。
無痛分娩のはずじゃないのっ!とクレーム入れたくても、口も開けない。
それでもいつかは無痛分娩になるのだろうと踏ん張っていたら冒頭の言葉だ。

あっという間に手術着に着替えさせられ、担架に「せーの!1、2、3!」で乗せられた。
(医療ドラマと同じセリフだ)すると急に、

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「役割」と幸福度の関係

「役割」と幸福度の関係

※トップ画像は息子が作ってくれた夕ご飯です。

生き物植物が大好きな息子10歳。
これらの趣味って、意外とお金がかかります。
例えば、カタツムリはキャベツが餌です。
きゅうりでも人参でも良いのですが、どうやらキャベツがお好みのようで。
ですから、前回の記事「リボーンベジタブル」でも書いたようにキャベツを再生してカタツムリに与えてるわけです。
こういう、自給自足の生き物ならいいんですけど、以前、はま

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習い事は必要?不要?

習い事は必要?不要?

いきなりですが、あなたのお子様は習い事をしていますか?
いや、「いくつ、習い事をしていますか?」と聞いた方がいいかもしれません。
習い事をしていること前提の質問です。
なぜなら、こんなデータがあるんです。

2歳以下のお子さんでも1つは習い事をしているご家庭が74%もいるというのは驚きですね。
おそらく、お母様が育休中で習い事の送迎もできるからと思われます。
幼稚園くらいになると、習い事を2つして

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