我が家の家庭菜園〜夏野菜の仕立てについて〜
今週は曇りの日が多く、涼しくも湿度の高い期間になりました。
来週は台風の影響で雨が降り続きそうなので、週末の晴れ間を活用していきたいですね。
いよいよ梅雨の時期に入るため、育てている夏野菜にも準備を行っていました。
今回は夏野菜の「仕立て」について、実際の様子と一緒に紹介していきます。
(この記事は画像9枚、2000文字ほどで構成されています)
野菜を育てるときの「仕立て」について
野菜の育て方につて調べていると、「2本仕立て」や「3本仕立て」の用語を見聞きすることがあります。
これは主枝(枝や葉を支える太い枝)を増やし、余分な枝葉を取り除いて株の形を整える作業のことです。
※支柱を立てる本数のことだったりもしますが、今回は整枝(枝葉を整える作業)についてお話しします。
野菜株の枝葉を仕立てる理由
野菜は育っていく過程で、たくさんの枝や葉が生えていきます。
ある程度の枝や葉は光合成に必要なのですが、多すぎると葉を増やす方に栄養を取られ実がつかなくなります。
また葉が密集すると湿気も溜まりやすく、雑菌が増えて病気にもかかりやすくなってしまうのです。
後の野菜の健康や収穫量に大きく影響してくるため、「仕立て」はとても重要な作業だと言えます。
「仕立て」は野菜ごとにやり方が違うため、育てる種類に合った方法をご参考ください。
ミニトマトの仕立てについて
トマトは枝のつけ根からも、新しい芽が次々と出てくる植物です。
この芽を「脇芽」と言い、そのまま育てると葉が茂り過ぎる原因になります。
ミニトマトでも脇芽は出てきますので、これを取り除きながら1本か2本仕立てで育てていきます。
ミニトマトを2本仕立てにする場合
ミニトマトの苗を植え替えてしばらくすると、黄色の花が咲き出します。
株に1番最初に咲いた花(第1花房)のすぐ下にある脇芽を残し、成長させていくと大きな枝が2本になるのです。
「仕立て」作業の際は大元の枝から生えた葉は残しつつ、脇芽だけを取り除いていきます。
成長後も出てきた脇芽を摘み取りますが、もし脇芽が大きくなってしまったら挿木して増やすこともできます。
※ミニトマトの挿木苗については、去年の記事で説明させていただいています。
去年のミニトマトは周りを防虫ネットで囲った分狭くなり、主枝だけを伸ばした「1本仕立て」にしていました。
しかし今年は防虫ネットをしないようにしたため、収穫量が増える「2本仕立て」で育ててみます。
トマトの実は雨がかかると割れることもあるので、この後屋根をつけていく予定です。
ピーマンの仕立て方
トマトほど葉が茂る心配はありませんが、株が上に成長するよう葉を整えていきます。
ピーマンは花が咲くと枝が分かれていく性質があり、この枝をそのままにして仕立てるのです。
ピーマンの場合は4本まで仕立てることができるそうですが、今年も3本仕立てにして育てていきました。
ピーマンを3本仕立てにする場合
1番最初の花が咲くと、すぐ下から勢いのある脇芽が2つ出てきます。
その2つはそのまま大きくして枝にいき、それよりも下から出てくる脇芽は取り除くのです。
(こちらも脇芽だけを取り除きます)
もし育てる場所の広さが心配なら、主枝と脇芽1本だけを伸ばして「2本仕立て」にすることも可能です。
個人的には3本仕立ての方が、手間がかからないように感じました。
(最初の花から下の脇芽を取って、後はそのままにできたので……)
枝もだいぶ成長してきたため、この後は枝に沿って支柱を立てていく予定です。
※支柱の立て方については、去年の記事で紹介しています。
まとめ
ここまで野菜の「仕立て」についてと、夏野菜の様子をお届けしてきました。
「仕立て」は野菜を育てる中でも大事な部分が、やり方が分かりにくい作業かもしれません。
その分たくさんの本や記事で紹介されてもいるため、複数の情報を確認しながら行なってみてください。
今回の「仕立て」では、下記のサイトを参考にさせていただいています。
長くなりましたが、今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
※「ミニトマトの2本仕立て」の本文中に誤りがあったため、訂正しました。(2023年6月16日)
誤り:最初になった実を取る
正解:最初に咲いた花は実らせる
(着果させないと、枝葉だけが成長してしまうため)
重要な作業で誤った書き方をしていたこと、誠に申し訳ありませんでした。