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我が家の家庭菜園〜ピーマンの栄養〜

 先日まで分厚い雲に覆われていましたが、一変して穏やかな夏空が広がっています。

気温が高くなって熱帯夜が続きそうですので、夜間も熱中症に気をつけてください。

 大雨の影響で野菜に水分が行き渡ったようで、次々と花が咲いて実が増えてきました。

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今回は育てているピーマンの栄養について、紹介していきたいと思います。



ピーマンやパプリカに含まれている「βカロテン」

 前回ミニトマトの成分「リコピン」は、野菜の色素成分「カロテノイド」の1種と紹介していました。

カロテノイドは赤や黄色の色素の総称で、共通して抗酸化作用がある栄養成分です。

実はミニトマトと一緒に育てているピーマンにも、カロテノイドの1種「βカロテン」が含まれています。

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 βカロテンは体内で「ビタミンA」に変換されるのが特徴で、不足している場合は補うことができます。

ビタミンAは目や粘膜、皮膚を健康に保ち、抵抗力を強くする効果がある栄養素です。

周りが薄暗いと見えづらかったり、疲れ目だったりする場合は、気がけて摂取するのもいいかもしれません。

※症状がひどい場合には、眼科の先生にご相談ください。

 ビタミンAは過ぎると頭痛などの症状が出るため、必要な分だけ変換されるβカロテンで摂取するようにしましょう。


 ピーマンは色によって、含まれている栄養素の量が変化します。 

βカロテンやビタミンCの量は熟す期間が長いほど多くなる傾向があり、赤ピーマンは特に栄養価が高い状態です。

 子どもピーマンは収穫までの期間が緑ピーマンより長めですが、その分含まれている栄養も多い傾向にあります。

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食べ過ぎるリスクは低いものの…

 ピーマンはビタミン類やミネラルが豊富なため、積極的に取り入れたい野菜になります。

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調理法や味的に食べ過ぎになる心配は少ないのですが、それでも極端な食べ方はよくありません。

 次の2つはピーマン以外にも当てはまりますが、気をつけたい項目です。

●ビタミンCの過剰摂取かじょうせっしゅ

 ピーマンを食べ過ぎると、下痢や腹痛になる恐れがあります。

ピーマンに多く含まれるビタミンCによる影響で、サプリメントでも摂っているとおきやすい症状です。

そのため量や回数を分けて食べたり、サプリメントの量を調節したりしてとり過ぎを防ぎましょう。

●腎臓の病気がある場合

 ピーマンなどの野菜には、「カリウム」と言うミネラルが含まれています。

人体では余分なナトリウム(塩分)を排出する働きをして、高血圧予防の効果が期待できるのです。

 しかし腎臓が弱っている場合はさらに悪化させる可能性があるため、カリウムの摂取量を制限されます。

カリウムは水に溶けやすいので、調理する際に茹でこぼしをするととり過ぎを防げるようです。


 他にもピーマンを料理する際は味が濃くなりやすいので、塩分のとりすぎにも注意しましょう。



まとめ

 ここまでピーマンに含まれる栄養について、お話ししてきました。

普段から食べている野菜も調べてみると、知らないことがあります。

学生時代には自由研究のテーマで悩んでいましたが、割と身近なことに焦点を当てれば作りやすかったかもしれませんね。

ただし昔と比べて情報が入りやすくなりましたが、複数の情報を読んだ上で不明瞭な点は書かないようにしましょう。

 長くなりましたが、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。



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