今日の備忘録 2022/12/12 日本心理劇学会 第28回大会後日
昨日まで日本心理劇学会大会であって、そこから本日帰ってきた。
『プレイバックシアター』
サイコドラマの親戚的な技法に「プレイバックシアター」というものがある。日本でもこれをやっている方々がいる。心理劇学会にもその関係者は来るし、サイコドラマと両方やっている人も少なくない。
共通点は、どちらも個人の物語をドラマにすることだ。劇が個人的な体験の外在化の手段となる。サイコドラマでは主役自身がドラマに参加しつつ外在化されたものを体験・観察するが、プレイバックシアターでは語ったことを再現Vのように、役者に演じてもらって観客としてそれを観る。
プレイバックシアターは治療のためのものではなく、観る芝居として価値があるものである。だから何かの役に立つとかそういうものではない。そうは言ってもサイコドラマの親戚なので、臨床現場に取り入れている人もいる。今回もその症例報告があった。
詳細は書けぬが「残念ながらうまくいかなかったよ」という報告であったらしい。私はその発表を聞かなかったが、妻から教えてもらった。
いい発表をするなあ、と夫婦で言い合っていた次第である。