復習!経営管理5つの視点
こんにちは、公認会計士の三上光徳です。
SuBAL通信では『経営管理』をテーマに色んな角度から話をしています。しかしながら、とても漠然としたテーマであるのもまた事実です。
ということで本日は、『経営管理』を理解するための視点を5つ、あらためてご紹介します。『経営管理』を考える際は、常にこの5つの視点を常に意識しておきましょう。バランスよく理解&構築できるでしょう。
まずは丸暗記してしまおう!経営管理5つの視点
あらためて経営管理5つの視点を順番に説明していきます。仮に理解できなくてもしっくりこなくても、全然構いません。最初は丸暗記してしまって、常に意識しながら経営管理を考えることで徐々に体と頭が理解してきます。
そんなものだと思っておきましょう。
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経営管理5つの視点
1.採算管理(資金繰り)
2.契約管理(取引先との関係)
3.労務管理(社員との関係)
4.内部不正対策
5.経営者不正対策
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それでは、1つずつ簡単に解説していきます。
とはいえ、とにもかくにもまずは丸暗記をおすすめします。
1.採算管理(資金繰り)
会社は、元手となる資金を使い、利益を出すことでその存続が可能となります。
もしその過程で資金がショートしてしまえばそこで終了です。つまり、そうならないためには、資金繰り管理が必須となります。
その管理を行うためのベースとして、
・会社の原資の理解
・売上、費用、利益の全体像の理解
・キャッシュフローの理解
・資本政策の理解
などが必要となってくるのです。
2.契約管理(取引先との関係)
取引先との関係においては、特に最初の段階で、取り決めを文書化しておくことが重要です。そうすることで、トラブル発生時に「こういう約束でしたよね」から話を進めることができるのです。
会社経営においては、トラブルは発生するものだという前提で備えておきましょう。
3.労務管理(従業員との関係)
従業員の雇用条件は、明確化&文書化しておくことが重要です。
またその際、「社員の求めているものは何か?」を把握しておくことがポイントとなります。
4.内部不正対策
内部不正とは、従業員による不正です。内部不正対策は、会社を守るために必要なものです。しかしながら、それ以上に従業員を守るために必要なものでもあります。
従業員に内部不正を行うきっかけを与えてしまわないような体制作りは、経営者の責任であると認識しておきましょう。
5.経営者不正対策
経営者不正とは、経営者自身の手による不正です。粉飾決算や脱税行為などがその典型です。
会社経営の目的をあらためて確認をすること、意識的に第3者の目に経営者自身をさらすような仕組みとすることがポイントとなります。
本日は以上です。
とにもかくにも!5つのポイントをタイトルだけ丸暗記してみてください。
三上光徳
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