発達障害 × エイプリルフール
ADHD_noteです。
本日は、エイプリルフールです。
毎年、4月1日のエイプリルフールでは、
世間的に、『嘘をついてもいい日』とされています。
発達障害のある人は「空気を読めない」と言われることも多く、
特にASD(自閉スペクトラム症)の特性が強い人の場合、
”ウソ” や"冗談” を『言葉通り』に受け取りやすいという特性が、学校や職場、日常生活の中で、さまざまな課題となることもあります。
これは、
”詐欺に遭いやすいこと” "人にだまされやすいこと” にもつながります。
私自身は、発達障害の中でもADHD(注意欠陥多動性障害)という特性がありますが、学生の頃などは、どちらかというと ”早とちり” してしまったという記憶が多いです。
例)”噂話” や ”テレビや新聞などのフェイクニュース” などについて、早合点して、周囲に伝えてしまうなど。
ASDがあっても、ADHDがあっても、悪意があって行っているわけではないのですが、どうしても周囲の(定型発達=脳発達に障害が無い)人達にからすると、「おかしい(変わっている)人」「冗談が通じない人」ということに見え、集団から疎外されたりするわけです。
また、特に成人してからは、詐欺や悪意がある人達にとって、発達障害者は「だましやすい」「カモ」に見える。ということでもあります。
私の場合、これらのこと(噂や嘘を広めてしまうことで、人間関係が悪化したり破綻してしまうこと)については、中学生の頃、かなり痛い目を見たので、高校に入るころには、 ”無用な” トラブルはかなり減っていました。
成人して働き始めてからも特性による困難がいろいろありましたが、噂話や信憑性のない話については、興味がありませんでしたし、特に発達障害と診断された今では、自身の特性(自己理解)をかなり深く進めているため、周りから見ても定型発達に近いように見られるとは思います。
・・・が、
それでも、やはり詐欺や悪意がある人達が近づいてきたことは何度かありました。
発達障害者の特性を、だまされやすいという側面からみると、
そのような人達(詐欺師や悪意のある人たち)が近づいて来るという危険性が(明らかに定型発達の人よりもリスクが非常に)高いということを十二分に自覚し、注意を払っておくことが必要です。
ここまで来るには、相当の時間(20年程)がかかりましたし、
最初の頃(特に学生の頃)などは、やはり『頭の中』で、
『あ~これは嘘だよね。』
『ウソだから伝えて(広めて)はダメだよね。』
『まぁ、その手には乗りませんから、他を当たってください。』
とかいうことを、毎回毎回・・・頭の中をグルグルよぎっていたわけです。
そのうちにそんなことにも慣れて、定型発達の人に限りなく近づき(あるいはそれ以上に)、ムダなうわさや信憑性のない話には一切反応をしなくなるまでになりました。
(私の場合、この基礎が出来上がったのが大体中学2年~高校生くらいにかけてですが、成人になってからもいろいろなトラブルはありました…。)
現に、定型発達でもSNSなどでデマや明らかなウソを流す(そういうことを好んでやっているような)定型発達の人が居ますが、私の場合、そもそもデマは流しませんし、そういうこと自体に全く興味はないです。
ただ、低レベルなウソやデマを、俯瞰的に捉えて、あえて参考にするということはしますが・・・。
4月1日を気を引き締めるきっかけの日(4月1日を”詐欺の日”とかにして、注意喚起する日に制定するとか)してもいいかもしれません。
いずれにしても、
発達障害の人にとって4月1日は、何かと気を付けたい一日だと思います。