めめしさと、せつなさと、心剛さと
あやまちを恐れすぎず進む男
「男々しい」と書いて「めめしい」でも良いと思う。だって、最近の男って姑息でめめしい奴が多いし。そもそも、「男々しい=強い」「女々しい=弱い」みたいな定義付けはうざすぎる。男だって雑魚は雑魚だ。
マッチングアプリの月額数千円は払うのに、デート代はちゃんと1円単位で割勘する男はめめしい。目の前でPayPayに着金してるのを確認するまで、解散しようとしない男がいた。レジで自分が全額払ったかと思えば、後からLINEで割勘分を請求してくる男もいた。店員の前では格好つけたいとか、そんなのいらないな。
レジに伝票を持っていく前に割勘分を請求して、自分がまとめて勘定する。そして、断りもなしに領収証を貰っていく男もいた。なんで、そんなめめしい男の節税対策に協力しないといけないんだ。私は、お前の誰なんだ。
そういう奴に限って、「2軒目どうする?」「家行ってもいい?」とか聞いてくる。大体、そういうことをする男はアラサーが多い。お金はないけど、女とのワンチャンをどうしてでも狙いたいみたいな。20歳くらいの大学生なら可愛いで許されるけど、アラサーでそれは、きもいofきもい。もはや、めめしいとかじゃなくて、きもいofきもい。
そんな男は絶対、スーパーカップの蓋の裏側をちゃんと舐めるタイプだな。ハーゲンダッツは絶対買えないに違いない。コスパ重視で如何に幸福感を得られるか。週1のハーゲンダッツよりも週3のスーパーカップに手が伸びる男は所詮、そんなもんだ。今度、そんな男に「何カップ?」って聞かれたら「スーパーカップ」って言おう。絶対に。
ハーゲンダッツ男かスーパーカップ男かを早めに見極められる方法は、ないものだろうか。マッチングアプリの心理テストの質問に付け加えてほしい。なんなら、プロフィール欄にそんな選択肢を設けてほしい。ついでに何味が好きか分かれば、尚良さそう。もし、ハーゲンダッツ男でシャレた季節限定の味を好む人がいたら、至れり尽くせりなイベントを大事にするタイプかもしれない。スーパーカップ男でバニラを好む人は、何に対しての拘りも持たず、努力もしなさそう。
めめしくて、せつなくて、心剛い。ハガネのメンタル。それがスーパーカップ男なのかもしれない。本当に、これは「男々しい」と書いて「めめしい」で良いと思う。「おおしい」なんて称える必要はない。びた一文、おおしさなんてない。
あまり人のことを言えた立場ではないけれど、でも割とこのスーパーカップ男orハーゲンダッツ男の分析は当たっているような気がする。女に置き換えると、激安スーパーor成城石井みたいな感じ。私は、信頼と実績の西友大先生でいいのだ。