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大林河
2020年1月31日 22:33
第4章 抗体の構造とB細胞の多様性大林「抗体!別名は免疫グロブリン!immunoglobulin!略記はIg!」本「B細胞の表面に存在するB細胞受容体B-cell receptorとその分泌型である抗体は、ともに免疫グロブリンとして知られる」大林「最初……B細胞の段階では膜型免疫グロブリンなんだよね」本「抗体は生体高分子であれば何でも認識できる」大林「つまり、なんでも抗原になりうる……」
2020年2月28日 22:07
第6章 B細胞の分化 本「骨髄幹細胞から形質細胞までの分化の説明をします」大林「B細胞は骨髄幹細胞から始まる……」本「B細胞は毎日およそ600億個供給され続けている」大林「桁がすごいな!」本「B細胞の分化は6つの段階に分けられる。前半3つは骨髄で起こり、後半3つは二次リンパ組織で起こる」大林「ちょうど半分か~覚えやすい」本「まず、多能性造血幹細胞から、骨髄系共通前駆細胞とリンパ系共通
2020年3月6日 21:55
本「B細胞は骨髄を離れた後、血液(血管)→二次リンパ組織→リンパ(リンパ管)の間を再循環し始める。この段階ではB細胞は未熟で、表面に大量のIgMと少量のIgDを発現している」◆メモ未熟B細胞の表面には、大量のIgM>少量のIgD成熟B細胞の表面には、少量のIgM<大量のIgD大林「成熟したら逆になるの何でなの?IgMが感染初期に出る免疫グロブリンというのは覚えたけども」本は答えなかっ
2020年6月19日 20:37
第9章 B細胞と抗体による免疫本「B細胞の唯一の機能は抗体の産生。抗体の最も重要な機能は病原体と結合すること」大林「抗体が病原体と結合することで他の免疫細胞が応答しやすくなったりするよね……オプソニン化とか、あと中和抗体neutralizing antibody?」本「インフルエンザウイルスは赤血球凝集素といった糖タンパク質を介してヒト細胞に結合し感染するため、インフルエンザウイルスに対する
2020年6月26日 21:17
本「抗原特異的なB細胞とT細胞は共役対を形成すると、ともに皮質のT細胞領域を離れ、軸索へと移行し、それぞれ分裂を開始する」大林「同じ抗原を認識した同志で新婚旅行ですか?」本「この細胞増殖は数日間続き、Bリンパ芽球はIgMを分泌する」大林「待って、Bリンパ芽球って何?」Wiki「リンパ芽球(英: lymphoblast)とは一般に成熟リンパ球に分化する未成熟な細胞」大林「ナイーブB細胞の話
2020年7月3日 20:17
本「形質細胞の一部はリンパ節にとどまって抗体を産生し、抗体はリンパ節に到達する抗原と結合する。この形質細胞は比較的短寿命である」大林「残りの形質細胞は?」本「残りの形質細胞は、より長寿命であり、骨髄に移行して全身に抗体を供給する」大林「骨髄組は長寿命なのか」本「B細胞が最初に作る免疫グロブリンはIgMとIgDだが、抗原により活性化すると、H鎖にクラススイッチを起こし、IgG,IgA,Ig
2020年7月17日 20:00
本「多くの細菌はヒト細胞の正常な機能を阻害するタンパク質毒素を分泌する」大林「それ前から気になってた!詳しく知りたい!」本「毒素はヒト細胞表面にある特異的な受容体に結合すると作用する」大林「あ~、毒素も細胞表面の受容体に結合して作用してたのか……受容体に結合して、それで細胞内に何らかのシグナルが伝達されて…って感じ?」本「細菌の毒素は低濃度でも強力で、ジフテリア毒素はたった1分子でい1個の