【人生のほんの1日】20230628 2023年8月の初見練習楽曲まとめ
2023年導入の朝練ルーティン、初見練習
2023年年明けから毎日のピアノ朝練に、難しすぎない見開き2ページ程度(3ページ以上の曲は数日に分けて読む)の小曲の初見練習を加えました。始めてから8ヶ月経過し、毎日初見演奏するのが毎朝のルーティンに定着しています。
初見練習を始める導入に使った参考書を下記の記事でも紹介しています。
初見練習をごく簡単なレベルからはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない方には、私が最初に取り組んでとてもよいなと思った下記の本をオススメします。
とても簡単な曲から始まりますが、古典から現代曲まで幅広いジャンルを網羅し、弾いていて大人の感性でも美しいと思える曲が選ばれていて、まず、弾いていて楽しいので最後まで続けやすいです。
最後にはサン・サーンスの「白鳥」の伴奏まで行けるので、短期間で学習できる教材としてとても優れていると思います。
私が初見練習をはじめて、毎日新規の楽譜を読むことで譜読みも少しずつ速くなっていると思いますし、譜読みに対する体力がつくというか、抵抗なく新曲にも取り組めるようになりました。
また、買ったけど手をつけていない楽譜にとてもたくさん目を通すことができて、楽譜という資産を眠らせずに運用できていいこと尽くめと思います。
では私が2023年8月に初見した楽曲をまとめてみますね。
※初見をする練習なので、技術的に弾けてるかどうかは重視していません。
実は私は、40代から初心者でピアノを習い始めたこともあり、ピアノ特有の2段譜の譜読みがとても苦手です😅 なので新曲の導入に長い期間がかかり、それがストレスでもありコンプレックスでもありました。
自分が好きな曲の初見譜読みを毎日の練習を取り入れることで、好きな曲を弾きながら譜読みが激遅というコンプレックスも克服でき、私にとってはとても良い問題解決法と思っています。
2023年8月は、先月のフェデリコ・モンポウの初見からの流れで気分が盛り上がってきたスペイン物からファリャの楽曲や、ラヴェルやスクリャービン、ショパンのノクターンなど、いつもよりもかなり難しめの楽曲を多く取り上げました。
今月も、園芸店業務だけでなく、デザイン案件の作案・資料作り、連日の打ち合わせ、突然挿入された急ぎの執筆仕事などで結構気が休まらない忙しさが続き、かつピアノコンクールの新曲譜読みや準備などもあり、とても慌ただしかった割には、ほぼ毎日初見もやり通し、我ながらよく頑張ったなと思います。
【ファリャ「恋は魔術師」】
1:パントマイム (オペラ『恋は魔術師』より)
2:恐怖の踊り (オペラ『恋は魔術師』より)
3:情景 (オペラ『恋は魔術師』より)
4:きつね火の歌 (オペラ『恋は魔術師』より)
5:魔法の輪(漁師の物語) (オペラ『恋は魔術師』より)
6:真夜中 (オペラ『恋は魔術師』より)
7:火祭りの踊り (オペラ『恋は魔術師』より)
コンクールで弾く、ドビュッシー「グラナダの夕べ」やモンポウ「前奏曲」などを弾いていて、スペイン的なるものへの憧憬が高まってきて、ファリャゾーンに突入してしまいました ^^;
想像していたよりも譜読みだけなら私的には比較的やりやすかったです。
【ジャズハノン 4〜15番】
曲とは言わないのかもしれませんが、ジャズ特有のハーモニーがとても美しくて、弾いてて気分がいいですし、規模的にも見開き2ページ程度で私の初見練習にはぴったりの教材と思いました。ジャズや和音の入門としてはとても勉強になります。
現在練習中のパスカル・ヒメノの楽曲もジャズっぽさがあるので、それらの楽曲へも良い波及効果が得られそうな気がします。
【バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 22番 変ロ短調 BWV867 前奏曲】
私は基本、原典版の楽譜を使用していて、これまで手がけた2番、6番もヘンレ原典版で勉強したのですが、今回はあえてのブゾーニ校訂版で譜読みすることにしました。
【ファリャ 「ドビュッシーに墓に捧げる讃歌」】
【ラヴェル 「鏡」より「悲しい鳥」、「道化師の朝の歌」】
いったい何年かかるか分かりませんが😅、一生の間にラヴェルの「鏡」とドビュッシーの「映像 第2集」を手がけたいという夢があり、今年から少しずつでも着手することにしました。
【ラフマニノフ 「エレジー」 op.3-1】
めっちゃ大好きな曲ですが、調号いっぱいで(♭6個 変ホ短調)、終始続く左手のアルペジオも音域が広くて、なんだか敬遠してしまっていました😅
が、頑張って読みました。
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード第1集5番 「タンゴ」 】
今出掛け中のファンキー、ボレロの次にこのタンゴをやりたくて軽い事前譜読みも兼ねて最初の2ページを読みました。
【スクリャービン エチュード op.8-11、12 】
かなりビビりも入りながら、この「憧れの難曲」譜読みしてみました。
【ショパン ノクターン op.15-2、 27-1 】
初見練習用には、難易度も高く、曲の規模の大きいかなと思ったのですが、この2曲は意外と1日1曲ペースで読めました。
そんなこんなで、今月は28日の時点で27曲読めました。
1日に2〜3ページ程度でも、毎日続けるとすごい量の蓄積になりますね。
今月は、ショパンのノクターンは4〜5ページ程度あり長かったり、ラヴェルやスクリャービンの曲は1日2ページでも虫の息になるくらい超絶読みにくい曲もありましたし、仕事も激・忙しかった割にはなかなか精力的に取り組んで好成績だったと思います。
スクリャービンのエチュードやラヴェルの鏡も、レッスンに乗せて完成させるとなると異常にハードルが高い曲というか、レッスンに乗せることを考えもしないような難曲ですが、弾けても弾けなくてもいいから目通しするという目的の初見練習であれば、軽めな気分で取り組むことができるので、いろんな曲に臆せず触れるという面でいうと初見練習はとてもいいなと思います。
またピアノ愛好家あるあるの「買ったけど弾いていない楽譜がたくさんある問題」が解消できるので、私的にば精神的にも喜ばしく、毎日ちょっとずつ初見してみるのは結構いい習慣だなと思っています😊
引き続き、楽しくがんばります!