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【詩】 シロモノ

何をするわけでもなく

何かをしたいわけでもなく

それでも見つけられる

太陽というやつは

遠慮というものを知らんのか


どこにいても 何をしてても

光は導かれるように

正体を突き止める


あばかれた眩しさは

突き動かされるように

冷静さを弾かせて

外気に浮かぶ


蒼天に罪はない

あるのは積み重ねられた

名残惜しさだけだ

ジッとはしていられない


たゆまず歩み続けた先に見た

内外にあふれ出る影法師達

照らされた戸惑いには

意味はない


外は明るいようだ

偶然を装った光と影達

あれはやっかいなシロモノだ





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