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記事一覧
【書評】柔らかい発想のしかた。 『クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために - オースティン・クレオン』
アーティストのように世界を観よう
僕らは時間を経るほどに日常の当たり前が身体に染み付いてしまい、少しでも例外から出ようとすると違和感を感じてしまう。
アイデアを出そうとしても出るときと出ないときがある。
頭が凝り固まっていると出てこない。
もっと自由に表現しようと思っても、そんな突発的に生まれるわけではない。
では、どうするのか?「盗む価値があるものを探す。」
分かり易く表現すれば、真似る。
【書評】生き方改革の旗手 『労働2.0 やりたいことして、食べていく - 中田敦彦』
労働2.0という思想
ビジネスパーソン、オンラインサロンオーナー、YouTuberとして注目を集める中田敦彦氏の著書。
タイトル自体に共感を強く覚える一冊であり、私たちがこれから目指していくべき道が見えるのではないだろうか。
”働き方”は、現在進行系で大きく変わっている。
どのステージでどのタイミングで気づくかは私たち次第ではあるが、会社という組織の中に居続ける生活だけでは、どうしても気づきに
【書評】心で動き、数値で見直す。 『使えないとアウト!30代からは統計分析で稼ぎなさい - 虻川速』
心で動き、数値で見直す。
情報の二極化が進んでいる。
デジタル・デバイドによって、スマホを日常的に使う世代と嫌煙する世代がいたり、テレビや新聞などオールド・メディアのみで生きている世代とインターネット環境の中でのみ生きている世代による生きる世界のズレが起きていたり。
情報量が爆発的に増えていく中で、情報共有の分断が発生すると、感情的な判断が跋扈し、争いが生まれやすくなる。
「数値」は共通言語だ
【書評】思考停止から抜出し、トラクションをつかむ 『TRACTION スタートアップが顧客をつかむ19のチャネル - ガブリエル・ワインバーグ&ジャスティン・メアーズ』
トラクションをつかむ19のチャネル
成長する兆し、指標の飛躍的な増加を「TRACTION(トラクション)」と定義している。
本書では、名の知れた代表的なスタートアップの情報をもとにトラクションをつかむ19のチャネルについて紹介している。
私たちは、新たな挑戦を始める際、目の前の小さな一歩から踏み出すわけだが、二歩目、三歩目を進み始めたとき、急速に鈍足になる。立ち止まる。
その背景には、気持ちが
【書評】正義の考察 『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学 - マイケル・サンデル』
ハーバード大学から世界に広がった話題の講義
マイケル・サンデル教授の「JUSTICE(正義)」という講義
はテレビ番組に出るほど影響を与えている。
正義とは、「正しい道理。人間行為の正しさ。」という意味となるのだが、行為をひとつずつ紐解いていくと、判断は極めて難しい。
例えば、台風で巨大な被害を受けた地域において、直後に販売を行う上で、供給不足の商品価格を上げることはいけないことなのか?
例え
【書評】宇宙とぼくらがつながる時代 『ホリエモンの宇宙論 - 堀江貴文』
ライブドア時代からずーっと宇宙ビジネスを考えていたホリエモン
北海道大樹町(タイキ町)でロケット打ち上げに挑戦し続ける、堀江貴文氏擁するIST(インターステラテクノロジズ)社は、いまノリにノッている。
なぜかというと、2019年に入り観測用ロケットMOMO3号機を宇宙空間に到達するというマイルストーンに成功したことで、本格的な「運用」段階に入ったからである。
世間では、ロケットの成功に賑わい再
【書評】錯覚のワナ 『知ってるつもり--無知の科学 - スティーブン・スローマン&フィリップ・ファーンバック』
僕たちの脳は無知であり、錯覚を起こしやすく出来ている
知っている"つもり"
あるある過ぎて、逆に無自覚になっていたりしていないだろうか?
ヒトの脳は”忘れる”という機能を持っており、万一忘れることが出来ない脳機能になった場合、著しい負担を強いられることになる。
日常の生活において、知っている"つもり"で判断することが多くの場合で直面する理由として、一つ一つの要素や原因を突き詰めて行った場合、僕
【書評】新たな価値が生まれた時代 『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話 - 堀江貴文』
お金の捉え方をリセットできる
仮想通貨ってなんだろう?ビットコインってなんだろう?
2018年末に起きたコインチェック騒動が記憶に新しいかもしれないが、マウントゴックス事件など、センセーショナルな問題が起こり、皆が投機的に仮想通貨、ビットコインだと盛り上がっているものの、そこに本質があるわけではない。
トークンと呼ばれる仮想通貨を用いた取引の発明は、経済流通を営む上で、これまで使われていた貨幣
【書評】君はこの事件の本質を知っているか? 『リクルート事件・江副浩正の真実 - 江副浩正』
司法の結論は既に下されている。
「ジャパンアズナンバーワン」と言われた時期があった。
昭和から平成に変わる時代、日本は熱狂の渦中を過ごし、その中心となった東京は昼夜問わず喧騒に包まれた日々だったのだろうと思われる。
ビジネスの世界では、松下幸之助や盛田昭夫、稲盛和夫といった偉人たちが才覚を発揮し、日本の新たなメジャーとして経済を牽引している中で、闇に埋もれた天才がいた。日本を世界的にリードする
【書評】次の10年を見据える基礎知識 『5Gビジネス - 亀井拓也』
世代の狭間を生きる僕らの基礎知識
YouTube大学でも中田のあっちゃんが分かり易く取り上げていた本書を読むことは、次の10年を想像する未来の設計図と言えるでしょう。
5Gってどういう意味?4Gと3Gの違いもよく分かってないんだけど…
という方、とりあえずググるか本書を読むことをおすすめします。
日本では、2020年以降、5G(5th Generation = 第5世代移動通信システム)が実稼
【書評】スキルとロジックを身につけ、苦手意識から脱出! 『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本 - 和田裕美』
営業って大変そう、つらそう、難しそう
ちょっと想像しただけで「なんか辛そう」というイメージに思われやすい営業職。
誰でも今日から営業ね、と言われれば営業になれるほど捉え方は幅広いが、いざ売れる人になろうとしたら急激にハードルが上がる感じってなんとなくありますよね。
営業に向いている人、向いていない人とか言われたり、どこから手を付けたら良いのかよく分からなかったり、手を付けても迷走したり…
営業
【書評】営業はツラいでしょー…というマインドを変える。 『何もなかったわたしがイチから身につけた 稼げる技術 女性のためのカセギスキル - 和田裕美』
女性のためのカセギスキルというけれど
男性でも当然ながら参考に出来るし、営業になんとなく苦手意識を持っている方には手に取りやすい一冊です。
AIに仕事を取って代わられると言われだいぶ経ち始めていると思いますが、まだまだ日常の生活を見れば、昔ながらの働き方ってありますよね。
例えば、時給で働くアルバイトやパートタイムの仕事。そして、正社員だとしても定型化した仕事もそう。
これらの仕事は、人じゃな
【書評】番組を見て学ぶ、手にとって学ぶ 『芸人先生 - 和田裕美』
「お笑い芸人」に学ぶビジネス基礎講座
NHKのテレビ番組企画が書籍化した本書では、ビジネスコンサルタントの和田裕美さんとゲスト芸人が企業訪問をしてお悩みを芸人視点&ビジネス視点で解決していくという内容です。
サンドウィッチマンやバイきんぐ、ナイツ、カミナリなど著名な芸人の皆さんが普段のお笑い活動目線で、企業のあらゆる悩みに対する解を提案し、和田さんがビジネスメソッドでまとめているため、エンタメ
【書評】C'mon baby アメリカ、憧れてたティーンエイジャーが… 『新版 アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書 - 小川正人』
基礎教育として学ぶべきテーマ
本書は、経済学の基本を学ぶために「家計、企業、金融、政府、貿易」という5つの視点で構成されています。
さて、経済の基礎を私たちはいつ頃学んだか覚えているでしょうか?
そして、その経済学を身近な生活に役立てることは出来ているでしょうか?
おそらく学生時代のどこかで、そして社会人になってからなんとな〜く耳にしたことのある経済用語があるという方が大半のような気もしていま