節分珈琲でフードロスを飲み干す
節分には恵方巻、豆。だけど今年は豆は豆でも、珈琲豆を買ってみた。
「歳の数だけ挽いて飲む」そんな粋な謳い文句に魅了され、今年の節分は26粒の薄味珈琲を楽しむ予定です。
(通常珈琲1杯は約60粒の豆を使うそうです。)
ここ数年、恵方巻の大量廃棄を受け、節分にフードロスの問題が取り上げられるようになりました。
フードロスとは、本来食べられるにも関わらず、捨てられてしまう食品のことをいいます。
農林水産省の平成29年度の推計値を基にすると、日本の食品廃棄物は年間2550万t。その内、フードロスに当たるのは、612万t。一人あたり年間約48kgの量を廃棄している計算になります。
引用:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html
フードロスを減らすために私たちができることが大きく分けて4つあります。
①買いすぎない
消費期限までに食べきれず捨ててしまう食品を減らす。
②使い切る
野菜等これまで捨てていた部位もうまく調理して生かす。
③食べきる
食べ切れる分だけ調理する、食べ切れる分だけ注文する。
④賞味期限・消費期限が近い物から購入する
お店の廃棄も減らしていくためエシカル消費を心がける。
参考:SDGsJOURNAL 目標12つくる責任つかう責任
https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_12/
こうした個人の取り組みのほかに、フードバンクという取り組みがあるのをご存じでしょうか。
フードバンクとは、「食料銀行」を意味する社会福祉活動です。まだ、食べられるのに、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動のことをいいます。
引用:Second Harvest Japan
http://2hj.org/problem/foodbank/
最寄のフードバンクに食品寄付を行うことで、あなたが持て余していた食品は、誰かの命を繋ぐ食品へと生まれ変わります。フードロスを減らすひとつの方法となっているフードバンクですが、貧困問題を解決する手立てとしても注目されています。
最寄りのフードバンク検索はコチラから
一般社団法人全国フードバンク推進協議会
👉https://www.fb-kyougikai.net/groups👈
現在、社会人ボランティアとしてフードバンクに関わっていますが、食品にまつわる課題は難しいことがいっぱい。そんな中で、調理を工夫して捨てる食品を減らしたり、食べられる分だけ注文したりすることは、わたしにもできそうなちょっとしたエコ。できることから、楽しく取り組めたらいいな、と思っています。
文字通り、歳を重ねる程に美味しくなる節分珈琲をきっかけに、フードロスに思いを馳せた朝でした。