最近の記事

ニューアライバル2023

などと御大層なタイトルを掲げてみたものの、要するにこれは2023年の私の抱負を綴ったものである。 そして、それに付随する理由をちょこっと載せるだけの、自分が度々見返して初心に戻れるような役割を果たしてくれるメモのようなものである。 なので、これを読む方々はどれだけ文章が乱雑でも「ふ〜ん、そうなんだあ」くらいに思ってくれたら幸いです。 見聞を広めるさっそくざっくりしてんな〜ということで、なぜこの抱負に至ったかを少しだけ。 昨年、転職を機にこれまで接したことのないような方々と接

    • 死生観についての諸記録

      死生観ーーー死と生に対する見方(ウィキペディアより)。 とてつもなく重大で底知れぬ漠然とした、かつ一生付き纏う一種の不安感のように思えるが、要はどう生きるかどう死ぬかである。 なんて重いテーマのように始めてしまったわけだけど、全然そんなことはない。 今回はそれぞれの死生観について、これまで私が見聞きしたものについて淡々と綴るだけの諸記録である。 祖母の場合 「考えたこともない。昔は生きるのに必死。今はね、昔できなかったことをめいいっぱいしてやろうと思って。昔は贅沢なん

      • 或る日

        陰鬱としてどうしようもない虚脱感に襲われる日がある。 その日が来るのに決まりはなく、数年単位で来なかったり半年のスパンで来たりで予測はできない(前兆はあるのかもしれないが自覚は無い)。 朝目が覚めた時、夜中に目が覚めてしまった時。 その時に「来た」と自覚できる。 その日。 いつものように目が覚めた私はどことなく澱みが混じる空気感に「来た」と悟った。 起き上がらない言い訳を考えるのにも飽きて、「朝日を浴びると良い」と言う片隅に残る拙い知識と言い訳を断ち切る口実として遮光カーテ

        • ぺトリコールの街〜ベトナム滞在記〜・前編

          大学の4年間、私は関西の大学に通っていた。 大学生。 大人としての自覚の芽生え(実際のところそう思っているだけでまったくガキンチョのままである、と社会人になった今振り返ってみるとよく分かる)(じゃあ今は大人なのかと言われるとそれも違いますガキンチョです)、 親元を離れ初めての一人暮らし、出来るバイトの種類だって増える、とにかくまだ何も恐れない無敵時間のようなものだったと今になって思う。 だからこそ、社会人となりあの頃より自由が効かなくなった今、あーしとけばこーしとけばと

          ひとりのみのススメ、そして非日常へ〜居酒屋で出会ったおじさん達とキャバクラに行った話〜

          ひとり呑みが好きだ。 もちろん誰かと呑んだりも好きだ。 しかしひとり呑みにはひとり呑みの楽しみがある。 私がひとり呑みをするお店はだいたいカウンターのみだったりテーブル席が2〜3席のみだったりと、とにかくひとり呑みに適しているお店に行く。 誰にも気兼ねなく好きなものを好きなだけ食べて飲んで、たまに店員さんとおしゃべりしたり。 同じくふらりと呑みに来たお客さんとその場だけの会話で盛り上がったりお互いのおすすめを教え合ったりするのもひとり呑みの醍醐味と言える。 意気投合し

          ひとりのみのススメ、そして非日常へ〜居酒屋で出会ったおじさん達とキャバクラに行った話〜

          夏をとりもどせ2021

          2019年、コロナが流行の兆しを見せはじめた。 そしてあっという間に世界中で大流行。 みんな楽しみにしていた予定もあっただろうに中止という決断をした人も多かったと思う。 コロナに怯え続けた初年度、かく言う私もいろんな予定を泣く泣く中止にしたひとりだった。 コロナを機にすっかり様変わりした世の中。 でも今回はそんなコロナへの嘆きを綴りたいわけじゃない。 これはコロナに奪われた夏を取り戻すべく童心にかえったある夏の一日のお話である。 2020年夏。 何年も前から計

          夏をとりもどせ2021