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食べてしまいたいほどかわいい、だなんてどれだけ愛してるんだろうと思う。 少し赤みを帯…
最近、夢見が悪い。 人を殺す夢を見る。 本当に生々しい感触で、起きたあとも殺したとき…
こんな馬鹿なことがあっていいのか。 がらんとした電車の中。終電の終着駅。誰もいない。…
外はやはり暗い。 春になってだいぶ温かくなったとはいえ、夜はやはり肌寒い。寒さと暗さ…
ああ。煙がもやもやと上がっている。 嘘や我慢が可視化されるこの体質は厄介だ。 嘘を…
【恋の病】 それから、それがニュースになるのはあっという間だった。 「お前のその手のや…
エイプリルフールなんて、とっくの前に終わったはずじゃないか。 隕石が地球にぶつかって僕らの一生は明日までだなんて、どんなB級映画の内容なんだ。 だけれどどんなにテレビのチャンネルを変えても、同じ報道しかしていない。 いつしか、テレビの画面は真っ暗に。 確かに明日までしか生きられないなら、テレビ放映してても仕方ないだろう。 どうやら世界包みのくだらないドッキリでもないらしい。 カーテンから部屋の外を覗くと、異様なほどに静かだ。 現実が受け入れられないのだ
昔から鼻が敏感だった。といっても、ただの匂いに対して敏感なわけではない。 よく、タバ…
桜の木の下には死体が眠っているだなんていう。 もとは梶井基次郎の小説の内容だ。しかし…
【とある芽生え】 昨日から、左手がかゆかったのは覚えている。 虫刺されのように、ぷく…
目を覚ますと、そこには人影があった。文字通り、人影なのだ。人の影しかない。影の主はそば…
【真っ青な真実を想う僕の頭】 次の日にお店に行くと、そこには警察がいた。なんと、彼女は…
【真っ赤な嘘を吐く彼女の唇】 昔から君は魅力的な人だった。秘密が多くて、暴きたくなる。…