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2024年8月の記事一覧

9月1日のきみへ 気長にやりましょう

9月1日のきみへ 気長にやりましょう

2024年の9月1日は日曜日で、新学期が始まるのは9月2日なのですが、毎年この時期になると「学校に行きたくないがあまりに思い詰めての不幸」が話題になります。影響力のある人間は偽善でもなんでも良いので、何かしらのメッセージを発信するのは影響力の正しい使い方だと思います。このタイミングは偽善が偽善とならない数少ないタイミングな気がします。

2023年も「9月1日のきみへ」と題して記事を書いているので

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ドーピング告発界隈に見る秘密厳守とマネジメントの難しさの話

ドーピング告発界隈に見る秘密厳守とマネジメントの難しさの話

赤澤幸典さんが平本蓮さんのドーピングを告発した件ですが、平本蓮さんのドーピングの真偽のほどは横に置いておくとして、ドーピングをしている選手は絶対に口に出さずに秘密を守り続けている理由がわかったような気がしました。やるならば自分で勉強して自分で入手して絶対に口に出さないようにしないと人が関わった分だけ告発されるリスクを抱えることになります。

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平本蓮さんのドーピング疑惑 赤澤幸典さんの告発に対する青木真也の見解

平本蓮さんのドーピング疑惑 赤澤幸典さんの告発に対する青木真也の見解

平本蓮さんのドーピング疑惑の騒動で新たな爆弾が投入されました。
ドーピングの指南役で薬を渡していた赤澤幸典さんが新たな登場人物となって、一週間経って完全に沈静化した平本蓮さんのドーピング疑惑の焼け木杭に燃料投下で新たな黒鉛が上がっていました。今回の赤澤幸典さんの告発は燃料投下の域を超えて核爆弾となっていて、遠くから見てもきのこ雲が上がっているので、自分の身を考えても遠くからの見物をお勧めします。

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<王者>青木真也 vs 遠藤哲哉<挑戦者> 向き合うことを決めた人は強くて怖い 

<王者>青木真也 vs 遠藤哲哉<挑戦者> 向き合うことを決めた人は強くて怖い 

KO-D無差別級選手権試合<王者>青木真也 vs 遠藤哲哉<挑戦者>上野勇希さんに勝利して王座戴冠の余韻に浸る時間もなく、王座戴冠の瞬間には次期挑戦者が名乗りを上げて、2週間後に選手権試合が決まるスピード感と興行論が現代プロレスのフォーマットになっております。

僕からすれば悲願の王座戴冠と言って差し支えない範囲で、そこに初戴冠なのもあって、少しは考慮してくれても良いんじゃないかとは思わなくもない

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夢や理想は大事だけれど夢や理想ではメシは食えません

夢や理想は大事だけれど夢や理想ではメシは食えません

僕は嫌われることを恐れないスタイルで生きていて、出来るかぎりではありますが自分が思ったことを思ったようにやっています。

ここで「出来るかぎり」と書いたのは人は周りを意識しないことはできないし、商売である以上はメシが食えている状況は担保できなければ戯れになってしまうからです。

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箱庭と客入り 丁寧な発信が大事な気がする

箱庭と客入り 丁寧な発信が大事な気がする

飯伏幸太さん効果が大きいのは重々承知ではありますが、日曜日のDDT後楽園ホールは満員と言って差し支えない客入りでした。上野勇希さんやMAOさんからすれば飯伏幸太さん効果と呼ばれることに対しての異論はあるだろうし、彼ら若手選手がコツコツと積み上げ築いてきた結果であって、手柄の横取りと邪魔されちゃ困るって想いが漏れ出ていたのは頼もしく感じていました。事実を言えば実際に現場を回して支えているのは上野勇希

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KO-D無差別級王座 上野勇希戦 応援ありがとうございました

KO-D無差別級王座 上野勇希戦 応援ありがとうございました

KO-D無差別級王座 上野勇希戦 応援ありがとうございました

王座戴冠の前に「上野勇希」に勝つことができたことが何よりも大きく嬉しいことです。今回の試合は上野勇希とだからできた試合(作品)なのは明白で、上野勇希でなければ愛と感情を込めて叩き潰そうとはできなかっただろうし、上野勇希だったからこそ青木真也が一歩踏み込んで一歩上がった闘いができました。

上野勇希さんにはわざわざ面倒な青木真也を挑戦者

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<王者>上野勇希 vs 青木真也<挑戦者> 大会当日 「正義が社会を救えないなら 愛しかないでしょう」

<王者>上野勇希 vs 青木真也<挑戦者> 大会当日 「正義が社会を救えないなら 愛しかないでしょう」

KO-D無差別級王座戦 上野勇希とのタイトルマッチ試合当日。

7月21日の王座挑戦決定からの1ヶ月は「上野勇希」を考えて向き合った1ヶ月でした。上野勇希さんが何を想って、何を考えて、そして何を望んでこの試合を求めたか。上野勇希と向き合うことで僕の解釈と進むべき方向が見えてきたように思います。今、僕が何を思うのか。

完膚なきまでに叩き潰す。

試合決定から散々考えて向き合ってきた僕の答えです。上

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8月25日 <王者>上野勇希 vs 青木真也<挑戦者>  フリーの青木真也は振ろうと思う

8月25日 <王者>上野勇希 vs 青木真也<挑戦者>  フリーの青木真也は振ろうと思う

僕は今週日曜日に上野勇希の持つKO-D無差別級王座に挑戦します。

今週に入って緊張感が一気に上がっていて、身体が引き締まって寒気がするような感覚を日に何度か感じるほどです。格闘技で感じるこの感覚をプロレスで感じるとは思いもしなかったし、この感覚を感じさせてくれる上野勇希さんとDDTにはただただ感謝をしています。

試合に向けた記事や映像がいくつか出ています。DDT公式からのインタビューが出ている

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友人の仕事を見て学ぶこと 99%の人は見えないところで仕事をしていて、見てほしい気持ちはわかる

友人の仕事を見て学ぶこと 99%の人は見えないところで仕事をしていて、見てほしい気持ちはわかる

出役の仕事は人に見てもらえる場があって、何かを創れば世の中に見てもらえます。出ることでの苦労はもちろんありますが、幸せな仕事だと思います。

我々創り手は出役と創作物によって「頑張り」がわかりやすく出て評価されて幸せな仕事だと僕は思っています。僕の友人に鬼澤信之さんという狭山市で在宅医療をやっているお医者さんがいて、普段は文字通りふざけた話をする関係で互いに仕事や立場で付き合っているわけではないま

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UFCのような抜き打ち検査がある状態を作れないとドーピング検査は意味を成さないのではないか

UFCのような抜き打ち検査がある状態を作れないとドーピング検査は意味を成さないのではないか

真偽が定かでない「平本蓮さんのドーピング疑惑」で、おれたちのインターネットが「アツく」なっていました。この騒動での立ち居振る舞いが愉快で人となりがわかると思っていて、ここぞとばかりにnoteで小商をする者もいれば、麻薬中毒者呼ばわりする者もいれば、試合をしたからやってないのがわかる的な城戸康裕さん顔負けのドーピングソムリエまで登場していて、格闘技界とインターネットはこそ真の魔境だと強く思わせてくれ

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平本蓮さんのドーピング疑惑騒動に関して青木真也の見解

平本蓮さんのドーピング疑惑騒動に関して青木真也の見解

先日の超RIZIN3で、朝倉未来さんとの世紀のメインイベントを制した平本蓮さんに、これまた真偽の程は分からないのですが、ステロイドドーピング疑惑が上がっております。噂レベルでは出ていた話でありますし、現場にいる人間からすれば誰がドーピングをしていても別に驚く話ではなかったのですが、真偽不明とは言っても実際に情報として出てしまうとインパクトは大きいものであります。

「ステロイド」、「ドーピング」と

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練習や仕事は自分自身のコンディショニングな話

練習や仕事は自分自身のコンディショニングな話

お盆期間もお盆が明けても変わらずに練習と仕事をしているのですが、自分のことを真面目とは思うことはなく、僕はただただ暇が苦手なのだと思いました。じっとしているのが苦手です。

そうです。僕は暇が苦手なのです。

若い頃は早々にリタイアして自由に暮らす「FIRE」に憧れた時期もあったのですが、趣味を仕事にしている僕の場合はリタイアするとやることがなくなるのは明白なので、練習と仕事をほどよくやっていくの

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「負けたら引退」、「一旦、引退」 引退の位置付け ※追伸 おれたちの奥田啓介さんが無事に無勝記録を伸ばす

「負けたら引退」、「一旦、引退」 引退の位置付け ※追伸 おれたちの奥田啓介さんが無事に無勝記録を伸ばす

超RIZIN3周りの「負けたら引退」と「一旦、引退」によって、人類史上最も引退が軽くなり、引退の意味や定義が曖昧になっている2024年でありますが、これもまた多様性の一環でどうかとは思いますが、否定するのもあれなので暖かく見守っております。選択肢が増えること自体はいいことだと思います。

とりあえず、僕も25日の「上野勇希 vs 青木真也戦」で負けたら引退を視野に入れて頑張っていこうと思う次第です

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