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あなたは快適に寝れてる?睡眠不足のリスクと障害の種類について~A-Co-Laboなりに解説~

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前回に続き、最近よく耳にするワードと共にA-Co-Laboでは何ができるのかをご紹介します!今回は「睡眠」についてまとめてみました!💡

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A-Co-Laboには、睡眠医学、臨床神経生理学、医療機器や疫学調査に特化した方など幅広い分野の研究者が登録しています。大学所属・企業所属・フリーランスなど様々な立場の方々ですので、必要に応じて多面的な視点からのサポートをご提供できます。

新規事業立ち上げに向けてや、研究開発の面でお悩みでしたら、弊社にご相談いただければと思います!☺️


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睡眠不足によるリスク


皆さんは普段、快適に寝れていますか?

実は、睡眠不足や睡眠障害は・肥満・高血圧・糖尿病など生活習慣病の原因となります。
また、メンタルの不調とも関係しており、うつ病になる可能性も考えられます。
記憶・遂行機能の低下から、認知症になるリスクも高まります。

これらは全て、健康寿命の短縮に影響していると言えるでしょう。

睡眠不足イメージ


悩みの原因となる睡眠障害の種類


睡眠障害は60種類以上からなる睡眠に関連した疾患群の総称です。今回はその中でも代表的な6つをご紹介します!

【下記は、以下のサイト引用してご紹介しています。】


・不眠症


入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

不眠の原因はストレス・こころやからだの病気・クスリの副作用などさまざまで、原因に応じた対処が必要です。不眠が続くと不眠恐怖が生じ、緊張や睡眠状態へのこだわりのために、なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ります。家庭での不眠対処で効果が出ないときは専門医に相談しましょう。睡眠薬に対する過度の心配はいりません。現在使われている睡眠薬は適切に使用すれば安全です。

不眠症イメージ

・概日リズム障害


睡眠・覚醒リズムは、体温などの自律神経系、内分泌ホルモン系、免疫・代謝系などと同様に、体内時計によって約1日のリズムに調節されており、このような約1日の周期をもつリズムのことを概日リズムと呼んでいます。

ヒトの体内時計の周期は約25時間であることがわかっていますが、地球の1日の周期は24時間であり、体内時計とは約1時間のずれがあります。

日常生活において、さまざまな刺激(同調因子)を受けることにより、体内時計が外界の周期に同調して約1時間のずれが修正されています。もっとも強力な同調因子は光であり、食事や運動、仕事や学校などの社会的な因子も同調因子として働いていると考えられています。

この体内時計の周期と地球の24時間の周期との間のずれを修正することができない状態が続くと、望ましい時刻に入眠し、覚醒することができなくなってきます。また、無理に外界の時刻に合わせて覚醒しても、眠気や頭痛・倦怠感・食欲不振などの身体的な不調が現れてきます。このように体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができないために生じる睡眠の障害を概日リズム睡眠障害といいます。

概日リズム睡眠障害は、人為的・社会的な理由により体内時計を短期間にずらさなければならない場合に起こる時差症候群(時差ぼけ)、および交代勤務睡眠障害、体内時計が外界の周期に同調する機能に問題がある場合に起こる内因性概日リズム睡眠障害(睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、非24時間睡眠覚醒症候群、および不規則型睡眠覚醒パターン)に分類されます。

概日リズム障害イメージ


・睡眠関連運動障害


睡眠関連運動障害は、睡眠中や睡眠前後に出現する比較的単純で常同的な体の動きを主な特徴とし、睡眠の妨げとなります。

この点で、複雑な行動を引き起こす睡眠時遊行症、夜驚症、レム睡眠行動障害などの睡眠時随伴症とは異なります。周期性四肢運動障害(PLMD)、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群:RLS)が代表的な疾患で、しばしば両疾患は併存します。このほか、睡眠中にこむら返りや歯ぎしりが繰り返し生じる疾患もここに含まれます。

むずむず脚症候群


・睡眠呼吸障害


睡眠関連呼吸障害は、睡眠中に頻回に呼吸が停止したり、呼吸が浅くなることにより血液中の酸素不足が生じ、深刻な健康被害をもたらします。

睡眠関連呼吸障害にはいくつかのタイプがあり、最も頻度が高いのは、舌・喉の筋肉が睡眠中に弛緩し、気道が閉塞もしくは狭窄することで生じる、閉塞性睡眠時無呼吸です。いびきがひどく、睡眠時間を十分確保しても居眠りが生じたり疲労感が強い場合、閉塞性睡眠時無呼吸の可能性があります。そのほか、何らかの原因で睡眠中に脳の呼吸調節システムのエラーが生じることで、中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)があります。

いずれのタイプでも、肺から酸素の取り込みが妨げられ、血液中の酸素が不足します。酸素不足を解消しようと頻回に覚醒反応が生じる結果、睡眠時間を十分確保していても睡眠不足におちいります。睡眠時無呼吸が続くと、高血圧などの心血管系疾患だけでなく、2型糖尿病などの生活習慣病、さらに睡眠不足に伴う注意力低下や日中の居眠りから事故やミスが生じやすくなります。

睡眠呼吸障害イメージ


・睡眠時随伴症


睡眠中におきるねぼけ行動の総称。睡眠中に生じるねぼけ、夜尿、歯ぎしり、悪夢など望ましくない現象を総称して睡眠時随伴症と呼んでいます。

主として運動面の問題として現れるものとして睡眠時遊行症、夜驚症、レム睡眠行動障害、寝言などいわゆるねぼけに含まれるものがあります。
また、自律神経の問題が主なものとしては、睡眠時遺尿症(夜尿症)、乳児睡眠時無呼吸症などがあります。その他のものとしては、悪夢、睡眠麻痺などがあります。


・過眠症


過眠症は日中に強い眠気が続き、生活に支障をきたす睡眠障害です。不眠症に比べると「病気」と認識されることが少なく、「眠いのはやる気がないだけ」「気合が足りない」などと誤解されてしまうこともあります。

しかしながら、過眠症は脳の睡眠中枢・覚醒中枢の異常が引き起こす「病気」です。気合で何とかなるものではないため、努力をしても改善しない眠気で困っているときは適切な診断と治療が勧められます。

過眠症イメージ


経済協力開発機構(OECD)の統計(Gender Data Portal 2019)によると、1日のうち睡眠に費やす平均時間は、
・中国542分
・米国528分
・スペイン516分
・フランス513分
・英国508分
など500分を超える国が多かったのに対し、日本は442分と最短水準でした。


なぜ睡眠は私達にとって重要なのか


~以下では、「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト」を引用してご紹介しています。~


睡眠不足や睡眠障害による休養不足は人間の精神と身体に悪影響をもたらします。例えば短時間睡眠や不眠が続くと、強い日中の眠気・作業能率や注意力の低下・抑うつなどが出現し、結果的に人為的ミスの危険性を増大させます。

アラスカでのタンカー事故、スペースシャトル・チャレンジャーの墜落、スリーマイル島での原発事故など勤労者の睡眠問題が原因となった大きな産業事故が幾つも知られています。

日本でも過酷な勤務条件による長距離ドライバーの居眠り運転や、睡眠時無呼吸症候群を患っている新幹線運転士の居眠りによる緊急停止事故などが問題になりました。このような睡眠問題によって生じる経済・社会資本の損失は米国・日本ともに年間数兆円に上ると試算されています。

睡眠は休養に必須であるだけではなく、記憶・気分調節・免疫機能の増強など、さまざまな精神機能や身体機能に関連しているとされます。健やかな睡眠を保つことは活力ある日常生活を送るための基本であるといえましょう。

睡眠イメージ


A-Co-Laboが出来ること


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