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朝の詩 94

何事もなかったように
夜が明け

月と朝日が
交代の挨拶を交わす

人間どもは
天気を案じて
空を仰ぐ

予報は予報さ
雲が風と歌う

青い空
鳥達が翼を広げて
空を舞う

力強い翼が
朝日を浴びる

稲穂が首を垂れる
田んぼから
端正な肢体の
白鷺が飛び立った

蜻蛉が一斉に列をなし
横切る散歩道

秋が足踏みして
その時は待つ

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