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記憶の扉を開くな


自分の過去に向き合うのはとても危険

何事もない過去なら
ただの思い出として思い出せばいい

でもそこが
とても苦しくて辛い過去で
その記憶を必死に奥に追いやって
見ないように触れないように
そうやってやっとの思いで生きてきた
そんな過去に向き合うのは

自分からフラッシュバックという波にのまれにいくようなもの

鍵を開けて
記憶の扉を開いて
その淵を覗いて
谷底に堕ちていこうとしているのと同じ

できるなら
その扉は閉めておくのがいい

その過去を乗り越えるには相当の年月が必要だから

いつか

思い出として思い出せるようになるならそれがいい

それができないなら見ないほうがいい

やっとの思いで記憶に蓋をして
奥の方へ追いやって
心を静かに、穏やかに
笑顔を作って生きてきたのだから

また
苦痛に顔を歪ませることはない


扉を閉めて
鍵もかけて
誰も簡単に開けられないように

そこにそんな記憶があったことも
扉を閉めたことも

全部忘れてしまおう


そしてまた

笑顔で今日を過ごしていけばいい




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