感じられる幸せ

｢幸せ｣を見たことはない

｢幸せ｣と認識できたこともない

｢幸せ｣は存在するのだろうか

私はいつだって｢幸せ｣を求めてきた

それは偽りのない｢想い｣
疑うことのない｢想い｣

ずっと続く｢想い｣

それを感じることのできない日々の積み重ねは
それを無いものと認識するには十分な時間だった

諦めていた
諦めきれない気持ちを持ち続けながら



いくら近くにいても
いくら触れ合っていても

これは偽ものなのではないだろうかと疑いつづけてきた

この言葉は心からの言葉ではないものだと感じてきた



それでも

もしかすると存在するんじゃないかと
それは幻想ではないんじゃないかと

そんなふうに思って生きてきた

時を重ねてきてやっと今
幻想だと思っていた｢想い｣を
私は体感できている


｢嬉しい｣に満たされるという感覚を始めて経験した

｢安心｣に包まれる心地よさを知った



｢嬉しい｣と｢幸せ｣は同じものなのかもしれないと思えるようにもなった

私を満たしてくれる｢嬉しい｣は

私に与えられる｢安心｣は

私に｢幸せ｣を教えてくれる

続く｢想い｣を教えてくれる

それは信じられる私の｢想い｣



感じられる私の｢幸せ｣



これからも

今の｢想い｣を大事にして



この先も続いていく｢幸せ｣を



ずっと感じていきたい

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